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船員が網倉庫の出口を防いだ

Posted October. 10, 2001 09:31,   

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密入国しよとして死亡した中国人25人の水葬事件を捜査している全羅南道麗水(チョンラナムド・ヨス)海洋警察署は9日、第7テチャン号の船員らが中国人を漁船の網倉庫に閉じ込めて、漁具や網などで出口を防いで死亡させた事実を突き止めた。

海警は、テチャン号の船員らが7日午前10時ごろ、全南莞島郡麗瑞島(ワンドグン・ヨソド)から南西12マイルの海上で、船長の李(イ、43)某氏の指示で網倉庫の出口を密閉した後、重さ1tの漁具などで覆い、閉じ込められた中国人らは外に出られず、およそ3時間後に窒息死したものと推定されると明らかにした。

船員らは7日午後、25人の中国人が死亡しているところを確認し、遺体を他の密入国者の手を借りて甲板に移して布団をかぶせておき、翌日午前6時ごろ麗水所里島(ソリド)の南部海上で水葬した事実が明らかにされたと、海警は発表した。

これを受けて、海警は9日テチャン号の船長李氏に遺体を水葬するよう指示した呂某(52、麗水市)氏を指名手配し、李氏と船員ら8人に対しては遺体遺棄などの疑いで拘束令状を申請した。海警はまた、同日生存している密入国者から中国現地の募集係2人の身元を把握して中国公安当局に名簿を通報する一方、検挙された密入国者35人を出入国管理法違反の疑いで、麗水出入国管理事務所に引き渡した。

海警は水葬された中国人25人のうち22人の身元を確認し、警備艇6隻を動員して、所里島近隣の海域で引き続き捜索作業を繰り広げている。



鄭勝豪 shjung@donga.com