朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌(ピョンヤン)「8・15民族統一大祝典」に参加していた韓国側推進本部代表団311名が21日、アシアナ航空便で仁川(インチョン)国際空港を通じ、帰還した。
韓国政府はこれに先立って20日、大統領府で国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、代表団の一部参加者が平壌で見せた一連の言行に対しては帰還しだい経緯を調査し、問題がある場合は厳重に措置することにした。
政府はまた、代表団が帰還後、南北協力基金支援を申請しても、国民感情と世論を考え合わせ、これを受け入れない方針であることが明らかになった。
一方、韓国側代表団は、帰還に先立ち、20日の夜遅くまで北朝鮮側と来年の8・15行事をソウルと平壌で共同開催する問題と北側代表団のソウル訪問問題などについて交渉を続けたが、意見の開きが大きく共同報道文の作成は失敗に終わった。
韓国側代表団は、共同報道文に△生死が確認された離散家族の秋夕(チュソク)贈り物交換△高句麗遺物展示会、ソウルー平壌の同時開催△来年の8・15共同開催などの内容を盛り込もうと提議したが、北側は原論的レベルで民間交流活性化の意志だけを表明しようとし、合意に達することができなかった。
北側はまた、韓国側代表団が要請した金正日(キム・ジョンイル)総書記面談に対しても特別な答弁をしなかった。一方、北朝鮮の平壌医学大学は87年、民主化運動で犠牲になった故イ・ハンヨル氏の母であるペ・ウンシム氏に、平壌のハンドクス軽工業大学は故パク・スンヒ氏の父であるパク・シムベ氏にそれぞれ名誉卒業証書を手渡した。しかし、ペ氏とパク氏はこれを受け取った後、「統一されれば、受け取りに行く」とし、これを再び渡し返した。
一方、韓国側代表団は、訪朝前に祖国統一3大憲章記念塔行事に「一切、参加しない」という包括的内容の覚書を統一部長官に提出したことが明らかになり、関連者に対する法的責任は避けられないものと見られている。
金影植 spear@donga.com





