Go to contents

欧州、米国のMD体制に反発

Posted June. 13, 2001 16:17,   

世界各国の関心の的となっているミサイル防衛(MD)体制や欧州独自の緊急対応部隊の創設、東欧各国の加盟国入りなどを話し合う北大西洋条約機構(NATO)首脳会談が、13日ベルギーのブリュッセルで開かれた。

しかし、ブッシュ米大統領と政権続投が決まったブレア英首相、シラク仏大統領、シュレーダー独首相など、19カ国の首脳が参加した今回の会談は、米国と他の加盟国との意見が対立し、会談早々から難航の様相を呈した。

ブッシュ大統領はこの日の会談で、欧州の安保のためにもMD体制の推進が不可欠、との意志を加盟国に伝えた。

しかし、フランスとドイツは、NATO加盟国の意思を無視して米国が一方的に1972年に旧ソ連と結んだ弾頭弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約を破棄してMD体制を進めているのは新たな緊張を助長する恐れがあるとし、反対の意思を表明したとAFP通信が伝えた。

ブッシュ大統領と主要加盟国の首脳らは、欧州の緊急対応部隊の創設とユーゴスラビアの加盟国入りを内容とするNATOの東欧拡大政策についても意見が噛み合わなかった。

就任後初めて欧州を歴訪中のブッシュ大統領は、NATO首脳会談に先立ち、12日に最初の訪問国スペインのマドリードでの記者会見し「ABM条約は過去の遺物」だと述べ、MD体制の推進に向けて同条約の破棄・見直しは不可欠との認識を強調した。

ブッシュ大統領はまた、ロシアが米国の敵ではないとの認識を16日にスロベニアで行われるプーチン大統領との首脳会談で伝える方針だとし、プーチン大統領も米国のMD体制推進に関心を寄せるだろうと主張した。

外信は、就任後初の外交能力が試されるブッシュ大統領の欧州歴訪が、米国の独断的なMD推進と「地球温暖化防止のための京都議定書」批准拒否に対する欧州各国の激しい反発のため「殺伐とした初顔合わせの場」に一変したと伝えている。

ブッシュ大統領は、14日には欧州連合(EU)首脳会談が開かれるスウェーデンのエテボリを訪問し、ペーション・スウェーデン首相とプロディ欧州委員長ら、EU首脳と会談する。



白庚學 stern100@donga.com