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高宗秀が再び走る

Posted June. 06, 2001 12:34,   

「韓国サッカーも高宗秀(コ・ジョンス)選手も再び立ち上る・・・」 。

2001コンフェデレーションズカップに出場した韓国選手の中で一番残念な思いをしている選手は誰だろうか。大会前から脚光を浴びながらも期待に及ばなかった高宗秀(23、水源三星)選手ではないだろうか。

コンフェデレーションズカップの直前に開かれたアジアクラブチャンピオンシップではそれこそ会場を駆け回っていた彼だが、今大会ではこれといった活躍が出来なかった。0対5で大敗したフランス戦はさておきながらも、メキシコとの試合では後半に交代され、オーストラリア戦では最初からベンチで試合を見守るしかなかった。

これは高選手が自分の名前に見合ったプレーが出来なかったという証拠。代表チームの先輩河錫舟(ハ・ソクチュ、浦項)選手から「左足の達人」というあだ名を受け継ぐほど、今年優れた技量を発揮しただけにファンたちの失望は大きかった。しかも、今大会は高選手のヨーロッパ進出の可能性を占う試金石でもあった。

高選手の「国際大会ジンクス」は今回が初めではない。去年開かれたシドニー五輪では現地で右足の膝に負傷し、自らの役割をまっとうできなかったし、アセアンカップ大会では最初からエントリから外されてしまった。世界サッカー舞台に自分を知ってもらう機会を何度も逃がしたのが残念なばかりだ。

しかし、彼にはまだ実力を発揮できる試合がたくさん残されている。所属チームである水源のプロサッカーKリーグでの優勝は当面の課題。究極的な目標は言うまでもなく来年韓国で開かれるワールドカップだ。

代表チームの解散後、高宗秀選手は心身を整えている。高選手はまた7日歯茎の手術を受ける予定となっている。98年の怪我を完全に治療しなかったため、ちょっとした疲れでも膿が出たり、激しい痛みに苦しまれるなど苦労して来た。アディダスカップとアセアンクラブカップに次いでコンフェデレーション杯に続けて出場する間、疲れ果てている体調を整えてコンディションを向上させることも、約10日後に迫ったKリーグ開幕日までの課題だ。

また、今回高宗秀選手の個人用品スポンサーであるアディダス社では、彼の足にぴったりの「オーダーメイド・スパイク」を提供するという計画を立てている。制作は7日から。万端の準備は順調に進んでいる。17日のKリーグ開幕日には「再び立ち上がる」高宗秀選手の姿を期待してもよさそうだ。



swon@donga.com