米国は、地上発射大陸間弾道ミサイル(ICBM)を段階的に全面廃棄し、核武器を搭載した戦略的な戦闘機の数を大幅削減する内容を盛り込んだ急進的な核戦略提案を検討していると、ワシントンポスト紙が26日報じた。
同紙は、「一部の専門家らが冷戦後『初の革命的核構想』とみなすこの提案は、ブッシュ大統領の発言に触発されたもの」と伝えた。
ブッシュ大統領は5月1日、ミサイル防衛(MD)体制推進を公式に言明した国防大学における演説で「米国は、冷戦後の現状を反映し核武器の規模と構成、特徴などを変えることができるし、また、そうする」と、明らかにした。
同紙は、米空軍の報告書を引用し「現在、米国が保有する6500個以上の核弾頭を1000—1500個レベルに削減する場合、多くの将校は地上発射ICBMと核兵器が搭載された長距離戦闘機、潜水艦発射ICBMなど、運搬形態によって区別される3通りの核兵器のうちの一種は廃棄されるものと予想している」と伝えた。全員現役の将校で構成された同報告書の筆者らは、最も論理的な方策は、現在ロシアを狙っている550機の地上発射ICBMを廃棄することだ、と指摘したとポスト紙は加えた。
また、核兵器が搭載されたB2戦闘機とB52H戦闘機のうち、B52H機種の核任務を中断する方策も検討されていると、同紙は伝えた。
ポスト紙は、このような核戦略に関する検討はラムズフェルド国防長官の指示によるものだが、当初今年の夏頃には完了する予想された報告書は、国防総省が議会に核戦略報告書を提出する期限の晩秋までも完成は厳しい見込みだと展望した。
一方、ブッシュ大統領は25日、海軍兵学校の卒業式において「将来の軍事力増強は容易ではない」とし、「軍の方向性を変えることは、巨艦の方向を変えることに似ている」と語り、現在進行中の21世紀米軍新戦略の検討は容易ではないことを示唆した。
これに先立ち、ホワイトハウスのフライシャ・スポークスマンは、今月初め「米軍新戦略の検討が予定した時期に間に合い、ブッシュ大統領が海軍兵学校の卒業式で行う演説の骨子になることを希望する」と述べたものの、ブッシュ大統領は実際、国防戦略の一端について開陳するに止まり、具体的な青写真は公開しなかった。
ポスト紙は、「これはブッシュ政権が、国防戦略に対する民間人と制服組との見解の調和にてこずっていることを示唆する」と分析した。
これまでラムズフェルド国防長官は、国防総省の民間人戦略分析家であるマーショル(79)氏と20の民間人諮問機構を通して米軍新戦略を検討してきたが、その過程において疎外された制服組は、戦略の内容と検討の手続きに反発しているものと伝えられた。このため、22日にラムズフェルド国防長官と各軍の参謀総長らの間で行われた協議では、論争が交わされたと、米国マスコミは伝えた。
韓起興 eligius@donga.com






