「月、火、水、木、金、土」。
京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)にある亜州(アジュ)大学機械産業工学部の李鍾和(イ・ジョンファ)教授のカレンダーには、日曜日がない。講義と論文準備のため週末も忘れて久しい。
午前9時半、研究室に到着してコンピューターを立ち上げれば、学生が送ってきたメールが10通余り届いている。講義時間の質疑応答とは違って答弁に1時間くらいかかる質問だ。講義の準備には、数倍手間がかかる。昨年、「自動車工学」の講義の際、サイバー講義を試みた。
自動車のデザインとエンジンなどをやさしく説明するため、カラー写真と表を製作し講義内容を直接録音するのに6ヵ月もかかった。
論文の指導を受けるため研究室を随時出入りする大学院生を相手する合間を縫って国内外の学術雑誌に発表する論文を書いていると、いつのまにか深夜の12時近くになる。
「教授は最も安定した職業と言われる時代がありました。今は熾烈な大競争の時代を生きています」。
△成績表を受け取る教授=「一度教授になったら永遠に教授でありつづける」という言葉は、もはや通用しない。講義の質や研究実績に関係なく停年を保証されていた教授社会が変化しているのだ。国際通貨基金(IMF)管理体制以降、「象牙の塔」も例外でないという考え方から「教授業績評価制」「年俸制」などが導入されはじめた。
教育人的資源部によると、昨年末現在、181の私立大学のうち37校(20.4%)が年俸制、141校(81.7%)が教授業績評価制を導入した。殆んどの大学が「教育」、「研究」、「奉仕」などの分野で教授の業績を評価している。評価結果を人事(119校)、研究費(50校)、成果報酬(59校)に反映し、研究年制(44校)の基準にしているところもある。
教授は、緊張して「成績表」(業績評価)を受け取る。
亜州大学の関係者は、「評価制導入初期には、成績表を自宅に発送したが、妻と子供達ががっかりすることもあるという抗議の声もあって、最近は研究室に送っている」と言い、「点数によって年俸が1500万ウォン以上も差が出る」と言った。
△10年前の講義ノートは昔の話=成均館(ソンギュングァン)大学の朴宰完(パク・ジェワン)行政学教授は、「講義計画書と講義ノートを学科のホームページや学生のeメールに前もって送るので10年、20年も同じノートを使っている教授は殆んどいない」と話した。講義のノートを共有するので時間を節約でき、授業も2倍ははかどるという。
試験問題も学科のホームページに公開されるため、「マーケティングとは何か」「一体マーケティングとは何か」「果たしてマーケティングとは何か」といった感じで、言葉だけ変えて退職まで同じ試験問題を出す教授の話も既に「伝説」となった。
各種の先端媒体を活用する教授もいる。
西江(ソガン)大学の姜鎬相(カン・ホサン )経営大学教授は「1年前から個人のホームページを運営しているが、学生たちの質問に答えるのに、講義より2、3倍時間がかかる」と言った。
ソウル大学材料工学部のカク・スンヨプ教授は、今学期には冬休みの間かかりっきりで作った動画のアニメーションが含まれたパワーポイントを講義に活用している。同じ科の金在弼(キム・ジェピル)材料工学部教授は先月、自分の講義をビデオで録画して、問題だなと思っていた本人の釜山(プサン)方言と早口を矯正するため努力している。
△慎重であるべき評価=98年から学部別に評価の点数が優れた教授を選定し「最高教授賞」を与えている成均館大学は、受賞者の名簿を公開しない。名簿に入っていない教授が「評価結果を受け入れられない」と異議を提起するからだ。
教授労働組合の準備委員長を勤めているソウル大学の崔甲寿(チェ・カブス、西洋史)教授も「教授の業績を計量化するのが難しいのみならず評価制が自分とは合わない教授を追い出す道具に悪用される可能性もある」と指摘した。
韓国大学教育協議会の李鉉清(イ・ヒョンチョン)事務総長は、「学問の特性を考慮し、納得のいく教授評価制度を作ることが重要」と語った。
李珍暎 ecolee@donga.com






