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ユン・テヒョン博士、「世界で最も正確な時計を作りたい」

ユン・テヒョン博士、「世界で最も正確な時計を作りたい」

Posted May. 16, 2001 12:21,   

「レーザーを使った光時計を開発し、世界で一番正確な時計を作りたい」。

韓国標準科学研究院のユン・テヒョン博士(37・写真)が自信を持って将来の抱負を語っている。大げさのように聞こえるかもしれないが、決してほらではない。ユン博士のテーマは、最近、科学技術部から創造的研究課題に選定された。2010年まで研究費の支援が続き、研究だけに専念することができる。

「現在、最も正確な時計はテレビ放送にも使われているセシウム原子時計です。1x10—14秒まで測ることができます。光時計はこれより100倍も正確です。1x10—16まで測ることができます」。

セシウム時計では、1秒間でセシウム原子が92億回振動する。この数字はセシウム原子の固有振動数。ユン博士は、セシウム原子の代わりに銀原子を使って時計を作る。銀原子の固有振動数が450兆回にもなるため、その分、正確な時計が作れる。ユン博士は「パムトチョ・モードロック・レーザー」という特定の光だけを放つレーザーを開発し、この光を銀原子に当てて光時計を作る計画だ。

「光時計は光通信に欠かせない存在です。太陽系の外に出て行くスペースシャトルや次世代光通信の商用化のためには、セシウム時計より正確なものが必要です。これを可能にするのが、光時計です。個人的には神の領域に一歩近づくようで興奮しています」。

ユン博士は米国のジラ(JILA)研究所と共同研究を進めていく過程で、光時計のアイデアを得た。ジラ研究所は昨年、カルシウム原子を使って光時計が作れるとの研究結果を発表した。

「すでにジラ研究所とドイツのマックスフランク研究所が光時計の開発に取り組んでいます。これらの研究所に比べれば、1年ぐらい遅れてはいます。しかし500年前、蒋・英實(チャン・ヨンシル、朝鮮王朝時代の科学者)が世界でもっとも正確な太陽時計を作ったように、今回は私が彼らより先に光時計を作ります」。



dream@donga.com