
1759年の初夏、昌慶宮(チャンギョングン)。66才の新郎英祖と15才の新婦、貞純(チョンスン)王妃金氏が婚礼を挙げた。
誠に興味がつきない。朝鮮時代の王室の結婚式は果たしてどうだったのだろうか。王妃はどのように選び、婚礼品はどんなものが行き来したのか。
この本はその婚礼の中に読者を招待、朝鮮時代の王室の結婚式に対する疑問点を解いてくれる。この本は各種関連資料をと通して、当時の王室の婚礼の全貌をわかりやすく、そして興味をそそるように復元した。
同時に当時の王室の婚礼文化を通して、18世紀の英祖の時の政治状況まで垣間見ることができる。また「書庫(史庫)はどうして山中に移ったのか」「朝鮮時代には1日何回食事をしたのか」などのような歴史常識が含まれており、本の魅力を一層高めている。
シン・ビョンジュ著/292ページ/1万8千ウォン/ヒョヒョン出版
李光杓(イ・グァンピョ)記者 kplee@donga.com