8日早朝に行なわれた金大中(キム・デジュン)大統領とジョージ・W・ブッシュ大統領の初の首脳会談は、何よりも対北政策に関する強固な韓米間の相互協力を再確認したということで意義がある。
ブッシュ大統領は、特にこの会談で対北政策を巡って韓米間に葛藤があるのではないかと一抹の懸念を解消することに大きな比重を置いた。このため、韓国政府の対北和解協力政策を大々的にに支持する一方、朝鮮半島問題の解決において韓国の主導的な役割を担わなければならないと強調した。
金大統領としては、いったん韓米間の同盟関係と対北政策全般に関する大まかな内容において、米国の信頼と支持を確保する意味で成果をあげたと見られる。
とはいえ、このような成果はある意味では既に予告されたものと言えよう。先月7日、李廷彬(イ・ジョンビン)外交通商相とコーリン・パウエル米国務長官間の韓米外務相会談でも、米国は韓国の対北包容政策に対する支持の意志を表明したからだ。
問題は、今まで多数指摘されてきたように、首脳間の原論的な合意よりは具体的な政策の実行過程においての韓米間の異見と葛藤があからさまになる可能性だ。しかし今回の首脳会談では両国間に「微妙な見解のズレ」がある部分までは充分に意見の調整が行なわれなかったようだ。
米国は、外交チームの構成が完了しておらず、対北政策に関する立場も具体化されていない。このため、先ず対北政策に関する韓国の立場を傾聴した後、原論的に支持する意向を明らかにしたものと受け止められる。
特に、米国が対北政策においての韓国の主導的な役割を強調した背後には、「北朝鮮の実質的な変化を導く責任が韓国にもあると考える」との意志表示が込められているという指摘だ。
両首脳が今回の会談で朝鮮半島を含めた北東アジア情勢の全般を評価し、同地域の平和と安定のために緊密に意見を交換したことも有意義だ。地域情勢に関する共感帯が大きくなればなるほど政策樹立と執行過程で相互協力が容易になるからだ。
ブッシュ大統領は北朝鮮の真の変化の如何と核、ミサイルなどの大量殺傷兵器の開発などが北東アジア地域の平和と安定に欠かせないだけに、北朝鮮の動きを「注意深く見守る」との立場を表明したという。これは、今後、北朝鮮の変化と誠実性が「検証」されなければ米朝関係の進展は検討出来ないとの意味として受け止められる。
結局のところ、韓米間には、対北政策を巡った大筋の合意にも関わらず、今後懸案が生じる都度調整すべきとの課題は依然として残っていると言えよう。
尹承模(ユン・スンモ)記者 ysmo@donga.com






