去る3日から5日連続で吹いてきた黄砂現象が、7日には全国でほとんど消え去った。
気象庁によると、この日午前8時まで、ソウルをはじめとする全国のほとんどの地域で弱い黄砂現象が続いていたが、その後ソウルなど中西部地方を始めとし、徐々に消え去った。
これにより、午前9時現在ソウルと仁川(インチョン)、光州(クァンジュ)、木浦(モクポ)などでは、黄砂が観測されておらず、可視距離もソウルで12㎞、仁川で15㎞など、普段の大気が澄んだ日の水準まで回復した。
また、春川(チュンチョン)と束草(ソクチョ)、浦項(ポハン)、釜山(プサン)、済州(チェジュ)などの一部東部地方では、依然として黄砂現象が現れているが、これらの地域でも視界が7〜15㎞程度に弱まってきた。
気象庁は、この日の黄砂が北西から近づいてくる大陸性高気圧に押されて南下し、午後には大部分の地域から消え去るものと予測した。
気象庁の関係者は「黄砂の発生地である中国大陸の乾燥地帯が、高温で乾燥した状態が続いたことに加え、土埃を運ぶ低気圧と北西風が頻繁に起こり、韓国での黄砂現象が長く続いた」とし、「今後も、4〜5月にかけて例年よりは頻繁に黄砂現象が起きるものと予想される」と語った。
[聯合ニュース]






