朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キム・ジョンイル)総書記が最近、中国を電撃訪問したように、間もなくロシアを訪問する可能性が高いという噂が、モスクワの外交筋で飛び交っている。ロシア外交当局はこの事実を否認しており、現在としては可能性が高くないが、予測しにくいロシアと北朝鮮の外交スタイルのために、その可能性を完全に排除することもできない状況だ。上海経済特区の視察を通じて、社会主義制度内に資本主義システムをどう導入するかについて考えを巡らせた金総書記が、ロシア極東地域も視察するだろうとの見通しもある。
金総書記の訪露計画は当初、4月以降と計画されていた。これは昨年7月、プーチン大統領が北朝鮮を訪問したことに対する答礼訪問だ。ヤコベンコ・ロシア外務省スポークマンは19日(金)、「両国は金総書記のロシア訪問について協議しており、訪問時期はお互いにとって都合の良い時期に合意するものと見られる」と話した。






