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不況余波で占いが大盛況

Posted December. 13, 2000 15:00,   

“相次いで起る金融事故と、予測できない政府政策。一体、私の未来はどうなるのだろうか?”。

社会の全般における不確実性によって、不安感が拡散していることから、哲学院(占い店)を訪ねる人が増えている。

ソウル城東(ソンドン)区金湖(クモ)洞で哲学院を運営する金氏(48)は、年末が近くなるに連れ一日中、休む暇もなく忙しい。以前に比べ1.5倍も増えた、一日20名の客が絶えず訪れるため、哲学院は常に客でいっぱいだ。

金氏は「会社が近いうちにリストラを始めるが、仕事をどうすれば良いでしょうかという質問を受けると、易者ではなく精神科の医師になったような気がする」と最近の雰囲気について語った。

韓国易者協会の朴亨用(パク・ヒョンヨン、57)事務総長は「毎年、約100名の易者が協会に加入している。科学的な思考が支配する現代社会で『占い』は不確実性を補う役割だけではなく、心理的な安定感を与える手段ともなる」と強調した。

現在の状況を反映するように、インターネットの易術サイトも爆発的な人気を得ている。すでに300カ所に上るこのサイトは、約300万名の加入者を確保しているという。

代表的な易術サイトであるサジュ・ドットコム(www.sazoo.com)は、今年上半期に一日で350名ずつ加入した会員数が、最近は殺到して600名余りにまで急増しており、訪問者数も一日で1万〜3万余名にまで増えているという。

あるベンチャー企業家は「数日前から、インターネットのサイトにお金を支払って『今日の運勢』を見ている。急変する市場状況の中で、占いによって姿勢と思考を取り直す自分を考えると、悲惨だ」と話した。

哲学院とインターネットの易術サイトを訪れる人らが知りたいのは、株式・就職・相性の3つに分かれる。最近では「占い」を興味や心理的な依存対象としてだけではなく、現実を分析する道具としても利用されている。

未来有望職種、事業拡張相談、商名変更などを専門的に相談している、易者のジン氏(51)は「経済不況が続いていることから、訪ねて来る事業家やサラリーマンが著しく増えている。企業コンサルタントとして、事業上の問題点を易者の立場から診断している」と述べた。インターネットサイトに“易術でみる週刊株市”を連載するG証券会社の総合金融チームのド氏(38)は「証券投資で収益を得た人と、そうではない人の運勢には差がある」とし、「易学的に見て、株をする時期を待たなければならない人と、絶対に株式をしてはいけない人の四柱(生まれた年・月・日・時の四つの干支で運勢を占う)もある」と説明した。

年末に入ってから、新年の希望を入れたお守りも飛ぶように売れている。

ある哲学院で会った留学生の金氏は「両親が引き留めたにもかかわらず、外国留学に行ってきたが、国内で就職が出来ない。心の安定のため、お守りを買った」と話した。

主婦のソン氏(40)は「夫が来年に会社を辞めて、個人事業をする計画なので、夫の車にお守りを貼った。以前は子供のために、お守りを買う友達が多かったが、最近は夫のためにお守りを買う人が多くなった」と説明する。

ソウルの江南(カンナム)で哲学院を運営する易者は「経済が難しくなれば、東西南北の方向に対する運勢について、よく聞かれる。債券者と債務者の間で、どこに行けば相手を探せるか、また逃げられるかと聞いてくる人に会う度に、物悲しくなる」と寂しく答えた。



崔虎元(チェ・ホウォン)記者 bestiger@donga.com