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陳承鉉容疑者検察に出頭:検察、本格的な捜査始める

陳承鉉容疑者検察に出頭:検察、本格的な捜査始める

Posted December. 01, 2000 19:33,   

不正貸出の疑いを買っているMCIコリアの代表チン・スンヒョン(陳承鉉)容疑者の金融不正事件を調べているソウル地方検察庁は、指名手配中のチン容疑者が、12月1日午後、自ら出頭した事で、ハンス総合金融の買収とリゼント証券株価操作事件などについて本格的に捜査に取り掛かった。検察は、チン容疑者に対し、2日か3日に証券取引法違反の疑いで逮捕令状を請求する方針だ。検察の高位関係者は、チン容疑者に対する捜査はほとんど完了しており、ヨルリン金庫の不正貸出金を除いたほとんどの資金についても使用先が確認されたとした。これまでの調べでは政官界へのロビーの証拠はなかったと言う。

検察はチン容疑者を相手に△4月ハンス総合金融会社をわずか10ドルで買収した経緯と買収当時、外資導入の役割を担当するとしたスイス・フリーバットバンク・コンソーシアム(SPBC)の実体 △元ハンス総合金融会社の社長、シン・インチョル(申仁𨩱)氏に23億ウォンを提供した経緯とシン氏などを通じて秘密資金を造成管理したか △コ・チャンゴン(高昌坤)元リゼント証券の社長、リゼント証券などの持ち株会社であるコリアオンライン(KOL)のジーム・メーロン(リゼントグループの会長)会長と共謀し、リゼント証券の株価を操作したかどうかを集中的に追求した。

しかし、チン容疑者はSPBCの実体を証明する資料が有り、ハンス総合金融の場合は実際投資をするつもりだったが、BIS比率などの条件が合わずあきらめる他なかったと話した。さらに、リゼント証券の株価操作もメロン会長の支持によるものだとして疑いを否定している事がわかった。検察は、チン容疑者がシン氏を通じてキム・ヨンゼ(金映宰)金融監督院副院長補以外の他の政官界の関係者らにロビーを行ったかどうかについても調べた。検察は、ヨルリン金庫の不正貸出し事件については2日、金融監督院から資料を受け取り、共に調べていく方針だ。