今後、京義(キョンウィ)線鉄道とムンサン〜開城(ケソン)間道路が開設される非武装地帯(DMZ)南北管理区域で起こる軍事問題は、南北の軍当局によって協議、処理される。国連軍司令部と北朝鮮軍は17日午後、板門店(パンムンジョン)軍事停戦委会議室で将軍レベルの会談をもち、このように合意した。両者はこの日署名した非武装地帯の一部区域開放に対する国連軍と朝鮮人民軍間の合意書で、「京義線鉄道と道路が開設される軍事分界線(MDL)以南DMZ南北管理区域で提起される技術、実務的問題と軍事的問題等を停戦協定によって、南と北の軍の間で協議、処理することにした」と明らかにした。
両者はまた停戦協定によって、DMZ一部区域を開放し、南北で管理区域に定めようということにも合意した。南北はこれにより、京義線復元工事の完了後、DMZ南北管理区域で起きる可能性のある偶発的軍事衝突を予防するために、南北軍事実務接触を通してこれと関連した共同規則を定める方針だ。国防省関係者は、「今回の合意書は、停戦協定の29番目にあたる追加合意文書であり、停戦協定付属文書と考えても構わない」と説明した。国連軍司令部と北朝鮮軍は、先月11日から国連軍司令部のDMZ管轄権を南側に委譲する問題で交渉を続けてきた。






