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民労総ソウル集会;構造調整・労動法改悪の中断を要求

民労総ソウル集会;構造調整・労動法改悪の中断を要求

Posted November. 12, 2000 19:36,   

民主労総は12日、ソウル市内の大学路にて2万人余りが参加する中で全国労動者大会を開き、‘新自由主義的構造調整の中断’と‘労動法改悪試みの中断’を要求した。

この日、集会場所に角木や鉄パイプを搬入しようとしていた組合員らと警察との間で衝突が起き、10人以上の負傷者が出た。集会後、組合員らは明洞(ミョンドン)聖堂までデモ行進を行い、あちこちで警察ともみ合いが起き、周辺の交通は大きく混雑した。

年末に大規模なストが予想されているが、民主労総傘下の全ての労組はこの集会で、29日までにスト賛否投票を完了することで決議した。

民主労総の段炳浩(ダン・ビョンホ)委員長は「政界と財界の癒着と腐敗が経済をだめにしたにも関わらず、政府は労動者に全ての責任を擦り付けようとしている」とし、「有給休暇の廃止などの改悪した労動法を政府が12月に国会に上程した場合、すぐに総力闘争に突入するつもりだ」と明らかにした。

民主労総傘下の建設産業連盟は、建設業界に対する行政処分に反発し、29日に全面ストに突入する予定だ。また韓国労総も19日に全国労動者大会、24日に電力労組の全面スト、12月8日にゼネストを予定している。また両労総は26日に公共部門労動者大会を共同開催するなど、公共部門の構造調整に協力して対処することに合意し、労動界の対政府闘争は一層強化されるものと思われる。

また韓国労総は11日に産別代表者会議を開き、労使政委員会論議の中断を公式的に決議し、一方的な構造調整を中断させるための総力闘争を宣言した。これに伴い、労働時間の短縮など、労動界懸案の進展は不透明となった。

韓国労総の李南淳(イ・ナムスン)委員長は、「実質的な成果を期待することができない労使政委の活動を中断し、今後も労使政委が社会的な合意機構として機能しない場合には、労使政委の解体闘争を展開するつもりだ」と明らかにした。



金俊錫(キム・ジュンソク)記者 kjs359@donga.com