医療界が政府との話し合い中にも関わらず、6日から総ストライキに入る。今回のストにはほとんどの中小病院が参加する予定であり、6月に続き、もう一度医療大乱が予想される。
政府は、医療界のストライキの主な原因となっている薬剤師法を再改正することにし、医療界にスト撤回を求めた。
▽政府の立場=保健福祉省の崔善政(チェ・ソンジョン)長官は、5日記者会見を開き、「医療界と薬剤師界の合意と国民の共感を基に薬剤師法を再改正する」ことにし、このための医-薬-政の協議会を構成する事を提案した。
チェ長官は、「医療界や薬剤師界との公式・非公式対話と医薬分業の施行過程で露呈した問題点を総合分析してみると、薬剤師法の改正と補完は不可避である」と述べた。
チェ長官は、「国民に不必要な要素を解消し、医師の診療権、薬剤師の調剤権を明確に保障する形で法を改正する計画なので、医療界がストライキを撤回し、協議会に積極的に参加してほしい」と話した。
医療制度および薬剤師制度の改善事項は、大統領直属の「医療制度改革特別委員会」と「薬剤師制度改善および保健産業発展特別委員会」を構成し、具体的な実践法策をたてる方針だと、チェ長官は付け加えた。
▽医療界=大韓医師協会傘下の医権争取闘争委員会は、5日、薬剤師法改正と医療政策改善に対する政府の対策が発表されていないだけに、予定通り6日から第1、2、3次医療機関がすべて参加する総ストライキを始めると発表した。 医権争取闘争委員会は、この日の声明書で「政府が医療界の要求案について、言い訳だけでその対策については結論を回避するような態度を貫き通し、形だけの話し合いで時間を稼いできた。」と主張した。
医権争取闘争委員会の関係者は、「ストライキをしても、中大型病院の救急室、重患者室、分娩室、入院室の診療は中断せず、一応無期限のストライキではあるが、政府との話し合いが進まれているので、政府の態度を見極めながら、7日中央委員会で再議論する」と話した。
大韓病院協会は常任理事や市道病院長合同会議を開き、救急患者や重患は引き続き診療する事にした。
宋相根(ソン・サングン)記者 songmoon@donga.com






