長期間跛行していた国会が正常化する見通しである。野党・ハンナラ党は、昨日冷え込んでいる政局を解決するため、条件無しの与野党トップ会談を提案した。与党・新千年民主党は、国会の跛行について国民に謝罪した。与野党共に、国会正常化のために動き出したのである。
民主党が国会の運営会で単独で国会法を可決したことから始まった国会の跛行によって、至急処理せねばならない懸案が処理できず、国政はどこまでも漂流していた。危機感と共に、経済や社会など国を支えている中心柱が一斉に崩れるのではないかという不安感が広まっていた。株価が暴落、「第2の金融危機到来説」が拡散したのも国会の跛行に起因するものである。
にもかかわらず、与党は傲慢と我執にとらわれ政治力を発揮できなかった。国会法単独可決や選挙費用縮小発言など、数々の明白な過ちを野党の所為にするなど、ハンビッ銀行不正貸出疑惑などは真相究明よりは野党との勢力争いのレベルで対抗し、国会の跛行を一層長引かせたのである。
ハンナラ党の場外闘争も似たようなものだ。冷え込んでいる政局の根本的責任が政府与党にあり、野党がこれを正すべく、集権勢力の不正を告発、糾弾するのは当然であることから国民から指示はされたものの、一方では直ちに処理せねばならない案件まで放置したまま、いつまで国会をボイコットしているつもりなのかという非難の声もあった。
与野党が昨日から国会正常化のための対話を始めたのも、このような民心をこれ以上無視できなかったためだろう。適当に済ませるのではなく、真相を明らかに調べ、是非を正すべき懸案は山積しているが、だからといって国会を放置するのであれば、国の未来はどうなるのかという不安感が国民の間に拡散していることを、改めて認識したのだろう。
ならば、一日でも早く国会正常化を実現すべきだ。補正予算案のための臨時国会が全く開かれず、定期国会も1ヶ月近く無駄にしただけに、早急に国会を開くという原則で与野党の意見が一致するのであれば、これ以上時間を無駄にしてはならない。
そのような意味合いから、与野党のトップ会談も至急開催すべきだ。もちろん私たちはこれまでトップ会談で共に生きるための政治を約束しては、すぐに共にだめになる政治に突っ走った例を忘れていないので、トップ会談がすべての解決のいと口になるとは思わない。しかし、今は国会正常化が必要なだけに、与野党のトップが一日でも早く会い、これまでの懸案を解決してくれることを期待している。会談の手続きなどで争う姿を見せてはならない。






