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シドニーに太極旗が足りない

Posted September. 20, 2000 12:25,   

「誰かテグッキ(太極旗、韓国の国旗)を贈ってくださる方いませんか」。

五輪への熱気で盛り上がっているシドニーは、万国旗の波であふれている。街の中では、自国の国旗を帽子にしてかぶっていたり、マントやスカートのように巻いている各国の観光客をどこでも目にすることができる。日本の応援団は国旗をシャツの背中に書き入れたり、ハチマキにしていることが多い。

ところが、なぜかここではテグッキを手にしている人を見かけることができない。それはテグッキが手に入らないからである。

ウォーキングホリデービザ(平日には働き週末に観光するプログラム)でオーストラリアに滞在しているある若者は、友達と一緒に旗を求めてシドニー総領事館をたずねたが、個人には支給しないということで手ぶらで帰るしかなかった。彼は、店では買えないものかと捜し求めたが、それもたやすいことではなかった。

シドニーオリンピックの韓国応援団として参加しているキム・チュジュンさんは、到着初日韓国人会館で出会ったある在濠韓国人から旗をわけてもらいたいと頼まれた。

在濠韓国人の応援を総指揮しているシドニー五輪韓濠後援会も、テグッキが足りないのは同じである。テグッキ9000枚と大韓体育会からの支援で届いた朝鮮半島旗1500枚は、五輪開幕5日目に底を突いた。

後援会は至急、韓国の某証券会社に支援を要請し、19日午前テグッキと朝鮮半島旗をそれぞれ500枚ずつ空輸してきたが、はたしていつまでもつだろうか心配している。大韓体育会にテグッキと朝鮮半島旗を追加で要請しているが、今のところ答えはない。

シドニー総領事館は本紙記者の連絡で、テグッキが足りないことがわかり対策作りに講じている。韓濠後援会の副会長は、「まだ10日以上残っている状況で、韓国の顔ともいえる国旗がたりなくて心配です。どうかこのような事情を韓国に知らせてください」と要請した。