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3人目の首相代理に金碩洙氏 政府公職者倫理委員長を指名

3人目の首相代理に金碩洙氏 政府公職者倫理委員長を指名

Posted September. 10, 2002 23:01,   

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金大中(キム・デジュン)大統領は10日、首相代理に金碩洙(キム・ソクス)政府公職者倫理委員長を指名し、首相代理任命状を授与した。

首相代理の指名は、先月28日に張大煥(チャン・デファン)前首相代理の任命同意案が国会で否決されてから13日後にあたる。政府は、早ければ今週末にも金首相代理の任命同意案を国会に提出する予定であり、人事聴聞会は今月末頃に開かれる見通しだ。

金大統領は、任命状を授与する席で金首相代理に対して「大統領選挙を完璧な公正選挙とする課題がある。任期の最後まで、南北関係を具体的に一つひとつ着実に実践すれば、次期政権によりしっかりとした基盤を引き渡すことができる」と述べた。

金首相代理は、政府中央庁舎で行なわれた就任式の後の記者懇談会で「国政の空白がこれ以上続いてはならないという大統領の切なる要請を受け、要請を拒否することは国民の道理ではないと思い首相職を受諾した」と述べた。さらに「任期末に乱れやすい公職綱紀を確固にすることで民生の安定が損なわれないようにし、12月の大統領選が公明正大に行なわれるよう管理に重点を置く」と強調した。

大統領府は、金首相代理の長男が健康問題で軍隊に行かず、金首相代理は三星(サムスン)電子の社外取締役を務めていたが、特に問題にはならないとした。金首相代理は同日、三星電子の社外取締役、政府公職者倫理委員長、韓国新聞倫理委員長、学校法人延世大学校監査役をすべて辞任したと明らかにした。

野党ハンナラ党の南景弼(ナム・ギョンピル)スポークスマンは論評で「金首相代理が、国政遂行能力や資質、中立性、道徳性などをすべて備えた人物かどうかを検証し、前の人のような欠格理由がない人物であることを望む」と述べた。

与党民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)スポークスマンは「金首相代理は、過去の歴程と各界の評価からも清れんかつ道徳的な人物であり、とりわけ当面の最大課題である大統領選の公明正大な管理にも適任であると判断する」と述べた。

首相任命同意案が提出されれば、国会は13人以内の議員で人事聴聞特委を発足させ、12日間の準備期間を経て3日以内の聴聞会を実施した後、本会議で無記名投票で承認かどうかを決める。首相任命同意案は、在籍議員の過半数が出席し、出席議員の過半数の票を得れば可決される。現在の国会議席分布は、ハンナラ党139、民主党112、自民連14、無所属7で、ハンナラ党が過半数の議席を占めている。



成東基 ysmo@donga.com esprit@donga.com