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「革新アイデアを育てて市場を拡大」スタートアップと手を組むIT企業

「革新アイデアを育てて市場を拡大」スタートアップと手を組むIT企業

Posted April. 29, 2024 08:56,   

Updated April. 29, 2024 08:56

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中小スタートアップと協力して産業生態系を構築する主要な情報技術(IT)企業が増えている。大企業のインフラとスタートアップの革新的なアイデアを融合して市場を拡大する狙いがあるとみられる。

カカオモビリティは28日、先月から自動運転ディープテックのスタートアップ「ライドフラックス」と済州(チェジュ)先端科学技術団地周辺で「ネモライド」を運行していると明らかにした。ネモライドは、科学技術団地、済州大学我羅 (アラ)キャンパスなどを含む道路11.7キロ区間を運行する自動運転車だ。公共交通機関の不足や深刻な交通渋滞問題を解決するために導入された。ネモライドを披露する過程で、スタートアップであるライドフラックスは自動運転ソフトウェア開発と車両運営を担当し、カカオモビリティは自動運転サービス呼び出しプラットフォームを開発し、運営インフラを構築した。

カカオモビリティは、駐車設備統合管理ソリューション企業であるRSソリューションを買収し、関連生態系の拡大も試みている。RSソリューション買収後、駐車管制ソフトウェアを中小の駐車設備会社に無償で提供した。これにより、駐車設備会社は利用客が増える効果を得た。

代表的なIT企業であるネイバーも、スタートアップへの投資や協業を活発に進めている。特に、人工知能(AI)分野でスタートアップとの協力を拡大している。昨年8月、超大規模AI「ハイパークローバーX」を公開した際、スタートアップ20社にまずアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を提供し、独自のサービスを構築するようにした。

通信会社のうち、KTは有望な技術を保有するベンチャー・スタートアップを支援し、事業を協力するために先月、第2板橋(パンギョ)テクノバレーに「KT板橋オープンイノベーションセンター」を開設した。AI、クラウド、モビリティ、量子コンピューティングなど有望事業8分野の技術力を保有する企業12社を選定し、オフィス空間や福祉施設、ベンチャー育成及び事業協力プログラムへの参加機会を提供する方針だ。


キム・ハギョン記者 whatsup@donga.com