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尹大統領、「李鍾燮大使の早期帰国と黄相武秘書官の辞任」要求を受け入れ

尹大統領、「李鍾燮大使の早期帰国と黄相武秘書官の辞任」要求を受け入れ

Posted March. 21, 2024 08:34,   

Updated March. 21, 2024 08:34

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は20日、海兵隊のチェ上兵殉職事件の外圧疑惑で捜査を受けている李鍾燮(イ・ジョンソプ)在オーストラリア大使に対する早期帰国を受け入れた。また、「ジャーナリスト刺身包丁テロ」発言で物議を醸した黄相武(ファン・サンム)大統領市民社会首席秘書官の辞表も受理した。4月10日の総選挙をわずか21日後に控え、与党最大の悪材料と取り上げられた2つの問題をめぐって、尹大統領と与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長、与党議員間の意見の差が縮まり、党と政府は「尹・韓2次対立」の懸念を最小化し、民生フレームで総選挙に臨むということで意見が一致した。

大統領室は同日午前6時49分、「尹大統領が黄氏の辞意を受け入れた」と明らかにした。大統領室関係者は同日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「黄氏の辞意は、尹大統領が熟考の末、受け入れた。李氏も今週国内入りする予定」とし、「総選挙を控えている特殊な状況の中、尹大統領が国民世論を受け止め、党の要求を大乗的な次元で受け入れた」と述べた。黄氏は、14日の記者団との昼食会で、「ジャーナリスト刺身包丁テロ」発言で物議を醸してから6日後に辞任することとなった。

尹大統領は、李氏の早期帰国を提案する大統領室参謀たちの意見も受け入れた。李氏は25日に開かれる防衛産業在外公館長会議に出席するため、今週帰国する予定だという。外交部は、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、インドネシア、カタール、ポーランド、オーストラリアの6ヵ国の駐在大使らが出席する防衛産業協力主要公館長会議を25日に開催すると明らかにした。今回の公館長会議の日程は、急きょ決まったという。李氏側は、「李大使が捜査日程を協議して、帰国するわけではない」とし、「出席の時期は現在のところ未定」と話した。

韓氏は同日、京畿道安養市(キョンギド・アンヤンシ)で開かれた現場選挙対策委員会の後、記者団に対し、「総選挙を20日残して『国民の力』と尹政府は運命共同体だ」と述べた。そして、安養氏の草原子ども公園を訪れ、「最近、皆さんが失望された黄氏と李氏の問題が今日、すべて解決された」と強調した。

このように、党と政府が問題の収束に焦点を当てたが、与党の衛星政党「国民の未来」の比例代表公認名簿をめぐる韓氏と親尹(親尹錫悦)間で意見が対立しているという。


イ・サンホン記者 シン・ギュジン記者 dapaper@donga.com