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三星ギャラクシーフォンで現代車のエンジンをかけ、車内で家のテレビをつける

三星ギャラクシーフォンで現代車のエンジンをかけ、車内で家のテレビをつける

Posted January. 05, 2024 08:25,   

Updated January. 05, 2024 08:25

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三星(サムスン)と現代(ヒョンデ)自動車が再び手を組んだ。三星SDIと現代自動車は昨年10月、電気自動車のバッテリー供給契約を締結したのに続き、今回は自動車と家庭をつなぐプラットフォームで協力することを決めた。

三星電子と現代自動車グループは4日、「ホームトゥカー(HOME-TO-CAR)・カートゥホーム(CAR-TO-HOME)」サービス提携のための業務協定(MOU)を締結したと発表した。両社は三星電子のスマートホームスマートシングスと現代・起亜自動車のコネクテッドカープラットフォームを連動させるサービスの開発を進めている。スマートシングスで自動車を、自動車インフォテインメントでスマートシングスに接続された家電製品を遠隔操作できる。

現在、三星電子の家電製品は「スマートシングス」、現代自動車は「マイ現代」や「マイジェネシス」などのアプリケーションを通じて、スマートフォン経由で遠隔操作ができる。両プラットフォームを連動したホームトゥーカー・カートゥーホームサービスが本格的に始まれば、自動車と家電を同時に操作できるようになる。

例えば、三星電子が構想中の「ウェイクアップモード」を有効にすると、朝、ギャラクシースマートフォンのアラームが鳴ると自動的にカーテンが開き、照明やテレビが点灯し、車内の温度は適切な水準に設定される。この時、スマートフォンとテレビ画面には電気自動車のバッテリー残量や走行可能距離などが表示される。また、「統合ホームエネルギー管理サービス」を開発し、家庭と自動車のエネルギー使用量を同時にモニタリングできるようにする計画だ。電気自動車の充電器や車両のエネルギー使用量を確認し、料金プランや炭素排出量を考慮した最適な充電時期を調整することができる。

三星と現代自動車の協力範囲は拡大し続けている。2020年5月、現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長(当時首席副会長)が三星SDI天安(チョンアン)事業所で三星電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長(当時副会長)と会談し、電気自動車部門での協力について話し合った結果が実を結んでいるという。鄭副会長が三星事業所を公式訪問したのはその時が初めてだった。

三星電子は昨年6月、現代自動車にプレミアムインフォテインメント(IVI)用の半導体エクシノスオートV920を2025年から供給すると発表した。2021年9月には当時新型だったジェネシス電気自動車GV60のデジタルキーで三星電子の折りたたみスマホ「ギャラクシーZフォールド3」を使用できるようにした。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com