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40年近く使った冷蔵庫、再び三星電子の元へ

40年近く使った冷蔵庫、再び三星電子の元へ

Posted December. 25, 2023 08:22,   

Updated December. 25, 2023 08:22

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40年近く家族の食卓を支えてきた三星(サムスン)電子の多目的冷蔵庫が、電子産業歴史博物館の三星イノベーションミュージアムに戻ってきた。

三星電子によると24日、1985年製造された三星「多目的5S冷蔵庫」を使ってきたイ・スクヒさんが最近、この冷蔵庫を同社に寄贈した。多目的5S冷蔵庫は内部の温度調節器を操作して冷凍室を冷蔵室に変えることや、必要なときに冷蔵室の電源のみ切ることができる省エネ型冷蔵庫。

特に消費者が自分の好みに合わせて色や機能を選択できるという点で、今の三星の最新冷蔵庫「ビスポーク」に似ていると言われている。また、食材の鮮度を保つためのマルチパントリー(食品庫)やカスタマイズ保管室なども備えている。

今回寄贈された多目的5S冷蔵庫は、イさんの両親が1986年に結婚する時に嫁入り道具として購入したもの。映画製作会社で撮影小道具として購入を希望したが、家族との思い出を残すために寄贈を選択したという。

1991年入社以来、ずっと冷蔵庫技術開発を担当してきた同社のソ・グクジョン技術コンサルタントは「多目的5S冷蔵庫は冷凍室を冷蔵室として活用できるという点でビスポークの始まりとも言えるもので、当時の最高ヒット製品だった」と説明した。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com