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スイスIOCオリンピック博物館にテコンドー銅像、「永遠の同行」

スイスIOCオリンピック博物館にテコンドー銅像、「永遠の同行」

Posted November. 17, 2023 09:10,   

Updated November. 17, 2023 09:10

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国際オリンピック委員会(IOC)の博物館「オリンピック・ミュージアム」にテコンドー記念銅像が建てられた。世界テコンドー連盟(WT)創立50周年を記念し、テコンドーとオリンピックの永遠の同行を祈願するオブジェだ。

IOCは15日、スイスのローザンヌのオリンピック・ミュージアムでテコンドー銅像の除幕式を行った。トーマス・バッハIOC会長はじめ趙正源(チョ・ジョンウォン)WT総裁、キム・ジェヨルIOC委員などが出席した。夏季と冬季を合わせて計35の競技(夏季28種目、冬季7種目)に及ぶオリンピック正式種目のうち、オリンピック・ミュージアムにオブジェを設置した競技種目はテコンドーを含めて陸上、サッカーなど10種目だけだ。

バッハ会長は祝辞で「テコンドーの銅像はオリンピックだけでなく国際社会でテコンドーが堅固な地位を確保したことを示している」と述べた。趙総裁は、「一時オリンピック種目からの除外問題が持ち上がる度にテコンドーは常に真っ先に取り沙汰される時期があったが、全世界のテコンドー人たちと手を握り果敢な改革と骨を削る自助努力を続けた末に危機を新しい機会に作り出した」と評価した。WT関係者は「オリンピック博物館内に造形物を建てた種目は近代オリンピックの歴史と共にしたか、またはIOCがオリンピックの中核パートナーとして認めたという共通点がある」とし、「テコンドーがオリンピックの主要スポーツとして認められたとことを意味する」と話した。テコンドーは2000年シドニー五輪で初めて正式種目に採用された。

WTが設立したテコンドー博愛財団(THF)はIOCから「オリンピックカップ」を受け取った。オリンピックカップは近代オリンピックの創始者ピエール・クベルダン男爵の主導で1906年に制定され、今年で117年の歴史を誇っている。アマチュアスポーツの普及やオリンピックの発展に貢献した機関または団体に毎年授与している。THFは、テコンドーを通じて世界平和に貢献した功労が認められたものと見られる。THFは戦争または自然災害によって生活の基盤を失った難民の青少年にテコンドーを無償で教える教育支援事業を着実に進めている。テコンドーの動作と精神を学ぶ過程で難民が新しい人生の希望を見つけられるように助けるプログラムだ。


金培中 wanted@donga.com