Go to contents

チャットGPTが90分間にわたりダウン、「DDoS攻撃が原因」

チャットGPTが90分間にわたりダウン、「DDoS攻撃が原因」

Posted November. 11, 2023 08:52,   

Updated November. 11, 2023 08:52

한국어

オープンAIが、最近発生したチャットGPTの大規模な接続障害の原因として外部サイバー攻撃を指摘した。

米CNBCなどの海外メディアは9日(現地時間)、オープンAIが外部から同時多発的にプラットフォームに接続して過負荷を引き起こす分散型サービス拒否(DDoS)攻撃の兆候を捉えたと明らかにした。

オープンAIは、「DDoS攻撃と思われる異常なトラフィックパターンによって断続的なサービス障害が発生し、これに対応している」と伝えた。さらにオープンAIは、利用者情報は損なわれていないと説明した。チャットGPTの週間アクティブユーザー数は約1億人で、米経済誌フォーチュンが選定する企業500社のうち92%以上がチャットGPTを使用している。

チャットGPTの接続障害は、米東部時間基準8日午前9時を前後して約90分間続いた。ウェブサイトなどにアクセスすると、「チャットGPTは過負荷状態」というメッセージが表示された。オープンAIが米サンフランシスコで開発者会議を開き、改善モデル「GPT-4 Turbo」を発表して2日後に起きた。今回の障害で、チャットGPT利用者だけでなく、オープンAIのアプリケーション・プログラム・インターフェース(API)を活用して独自のツールを構築する200万人の開発者にも影響が出た。

オープンAIは障害発生90分後、「問題を把握して復旧した」とし、「サービスが正常に行われている」と明らかにした。しかし、その後も一部の利用者は依然としてエラーメッセージを受け取ったという。

一方、オープンAIの株式49%を保有するマイクロソフト(MS)は、自社の社員が内部機器でチャットGPTに接続できないようにしたと、CNBCが伝えた。MSは内部通信網に、「MSがオープンAIに投資したのは事実だが、それでもこのウェブサイトは第3者外部サービス」と掲載した。


キム・ハギョン記者 whatsup@donga.com