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北朝鮮がスペイン大使館閉鎖、アフリカに続き欧州からも撤退

北朝鮮がスペイン大使館閉鎖、アフリカに続き欧州からも撤退

Posted November. 02, 2023 08:50,   

Updated November. 02, 2023 08:50

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最近、アフリカにある一部の在外公館を閉鎖した北朝鮮が、スペインにある大使館も閉鎖したことが分かった。先月31日(現地時間)、スペイン人民共産党(PCPE)のホームページに公開された口述書によると、駐スペイン北朝鮮大使館のソ・ユンソク大使代理は先月26日、北朝鮮外交使節団の撤退を発表し、駐イタリア大使館が関連業務を担うと明らかにした。撤退の理由は明らかにしなかった。

PCPEは、「北朝鮮から機関、商業、文化団体との互恵的な関係を発展させることができず、大使館を閉鎖するという通知を受けた」とし、「北米帝国主義が欧州連合(EU)の家臣とスペイン政府に課した制裁が適用された」と主張した。EUとスペイン政府が北朝鮮に協力的ではないためということだ。スペインと2001年に国交正常化した北朝鮮は、様々な軋轢を起こした。スペイン政府は17年、北朝鮮の核実験と弾道ミサイル発射実験を理由に金赫哲(キム・ヒョクチョル)駐スペイン大使(当時)を追放した。

米国の北朝鮮ニュース専門サイト「NKニュース」のプレミアムサービスである「NKプロ」は、北朝鮮がウガンダ、アンゴラ、香港などで在外公館12ヵ所以上を閉鎖し、数十年ぶりに最大規模の外交政策の再編が行われると報じた。統一部当局者は、「国際社会の対北朝鮮制裁が強化され、外貨獲得に支障を来たした北朝鮮が公館の維持が困難になり、撤退するものとみられる」と話した。


趙은아 achim@donga.com