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国民年金の基金資産が1000兆ウォン突破

国民年金の基金資産が1000兆ウォン突破

Posted September. 28, 2023 09:26,   

Updated September. 28, 2023 09:26

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国民年金の基金資産が1000兆ウォンを突破した。1988年に国民年金制度が導入されてから35年目だ。

27日、国民年金基金運用本部によると、今月15日、初めて基金資産(1001兆8000億ウォン)が1000兆ウォンを超えた。グローバル年金基金のうち、日本の公的年金(GPIF)やノルウェーの政府系ファンド(GPF)に続き3番目だ。

国民年金は、1988年の制度導入で誕生して以来、積立金を蓄積してきた。基金運用本部が設立された1999年以降、投資専門性が強化され、基金資産が増えるのに速度がついた。基金資産は2015年に初めて500兆ウォンを超えた後、1000兆ウォンの達成まではわずか8年しかかからなかった。現行の年金受給条件が維持されれば、2040年には1755兆ウォンまで増えるものと予想される。ただ、人口減少などの影響により、現行保険率などを維持すれば、2040年にピークに達した後、減少傾向に転じるものと予測される。

専門家たちは、国民年金の枯渇を防ぐために保険率引き上げが必要だが、投資収益率も高めなければならないと指摘する。国民年金は、中長期的に海外株式と代替投資などの危険資産への投資を拡大し、投資ポートフォリオの多角化を推進している。

国民年金の累積収益金は、1988年の設定以来、昨年まで451兆3000億ウォン、年平均の累積収益率は5.11%と集計された。今年1月から7月までの運用収益率は9.74%(暫定)で、昨年同期(マイナス4.69%)より14.43ポイント上昇した。今年初めから7月まで、グローバルインフレと金利引き上げ基調の緩和の流れが続き、株式・債券投資で収益率を高めた。資産別金額加重収益率は、国内株式が20.68%、海外株式が19.07%、国内債券が2.92%、海外債券が3.98%、代替投資が3.40%だった。


イ・ドンフン記者 dhlee@donga.com