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韓国系のイ・ミンジがプレーオフ制し今季初勝利、LPGA通算9勝目

韓国系のイ・ミンジがプレーオフ制し今季初勝利、LPGA通算9勝目

Posted September. 12, 2023 08:39,   

Updated September. 12, 2023 08:39

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韓国系のイ・ミンジ(27・豪州)が米女子ツアー(LPGA)のクローガー・クイーンシティ選手権でプレーオフを制してシーズン初優勝を果たした。

イ・ミンジは11日、米オハイオ州シンシナティのケンウッドCC(パー72)で行われた大会最終ラウンドで、3バーディーと1ダブルボギーで1アンダー71をマークした。通算16アンダー272を記録したイ・ミンジは、チャーリー・ハル(イングランド)と並んだ後、プレーオフ2ホール目でバーディーを決めて長かった勝負を終えた。優勝賞金は30万ドル(約4億ウォン)。昨年6月に開かれたメジャー戦の全米女子オープン覇者のイ・ミンジはしばらく優勝がなかったが、今年15歳目で頂点に立った。LPGAツアー通算9度目の優勝だ。

2打差の単独首位で出た最終ラウンドでイ・ミンジは、前半9ホールで3バーディーを追加し、無難に優勝するかのように見えた。しかし、12番(パー5)のダブルボギーで失速している間、ハルが追い上げてきた。ハルは14~16番で3連続バーディーを決めイ・ミンジと並んだ。17番(パー4)と18番(パー4)では両選手ともパーで回り、プレーオフに突入した。

ハルはプレーオフ1ホール目で勝利するところだった。フリンジで打ったバーディーパッティングがホールの手前で止まったのだ。LPGAツアーは「ボールがもう一周していたらハルが優勝していただろう」とコメントした。危機を乗り越えたイ・ミンジは2ホール目でファンタ―スティックなウェッジショットで勝利を決めた。ラフから打ったウェッジショットでボールをカップ50センチにつけた後、軽くバーディーを奪った。イ・ミンジは「試合途中、負けそうな気もした。しかし『最後まで行ってみよう』という気持ちで最後まで最善を尽くした」とし、「10月にアジアで開かれる大会に出場するまでは豪州の自宅で休むつもりだ。だから今日の優勝が尚更甘い」と話した。

中国の新鋭イン・オルニン(21)は3位(14アンダー274)で大会を終え、今週発表される世界ランキングで1位に浮上する見込みだ。ツアー2年目のイン・オルニンは、DIOインプラントLAオープン(4月)とメジャー戦のKPMG全米女子プロゴルフ選手権(6月)の優勝を含め、今季に7度トップ10入りした。中国選手が世界1位に上がるのは2017年から2018年までの23週間1位にとどまった 馮珊珊(フォン・シャンシャン=34)に続いて2人目。韓国人選手ではイ・ミヒャン(30)が5位タイ(11アンダー277)で最高成績を出した。イ・ミヒャンのシーズン初のトップ10入りだ。


李憲宰 uni@donga.com