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韓米日3国の定例軍事演習を開発中、米国防総省高官が明かす

韓米日3国の定例軍事演習を開発中、米国防総省高官が明かす

Posted July. 24, 2023 08:23,   

Updated July. 24, 2023 08:23

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米国防総省が21日(現地時間)、「米韓日の軍事演習の計画を開発している」と明らかにした。韓米日3ヵ国の定例軍事演習を推進しているということだ。

米国のラトナー国防次官補(インド太平洋安全保障担当)は同日、米シンクタンクのブルッキングス研究所との対談で、「北朝鮮に対する(1回限りの)対応演習ではなく、正規化された(定期的な)演習を開発している」とし、これは韓米日3ヵ国の協力を結束し制度化する非常に重要な革新だと強調した。ただし、具体的な演習計画については言及しなかった。 

韓米日3ヵ国は昨年、ミサイル防衛演習、対潜水艦戦演習などを定例化することで合意した。3ヵ国の国防相も先月、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で年間合同演習計画を策定することで合意した。

ラトナー氏の発言は、このような軍事演習を韓米合同演習のように定期的に実施するという意味とみられる。韓米日はこれまで主に北朝鮮の高強度の挑発を前後して、韓米または日米の演習に日本と韓国がそれぞれ参加する形で合同演習を行ってきた。今後、韓米日3ヵ国の安全保障協力を米国、日本、オーストラリア3ヵ国の合同演習のように完全に制度化する考えとみられる。

定例演習が実施されれば、北朝鮮、中国、ロシアの激しい反発が予想される。2017年の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)合意を受けて、THAADの追加配備、米国のミサイル防衛(MD)システムへの参加、韓米日軍事同盟の推進に対する禁止を唱えたいわゆる「3不、1限」を主張してきた中国は、韓米日合同演習の拡大を批判してきた。

北朝鮮が、米国の戦略原子力潜水艦(SSBN)の釜山寄港に対して、「核兵器の使用条件に該当する」と警告したことに対して、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は21日、CNNのインタビューで、「深刻に受け止めなければならない」と述べた。そして、「北朝鮮は核兵器を開発し続け、弾道ミサイルの射程を伸ばしている」とし、「米国、そして韓半島にいる在韓米軍とその家族を保護できる十分な能力を確保しようとする理由だ」と強調した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com