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ロシア、NATO国境のベラルーシに戦術核の配備開始

ロシア、NATO国境のベラルーシに戦術核の配備開始

Posted May. 27, 2023 08:15,   

Updated May. 27, 2023 08:15

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ロシアが友好国のベラルーシに戦術核の配備を開始したと明らかにした。ソ連崩壊後、ロシアの核兵器の海外配備は32年ぶりであり、今年3月にプーチン大統領がベラルーシへの戦術核配備を予告して約2ヵ月が経った。北大西洋条約機構(NATO)加盟国の目と鼻の先に核兵器が入ってくることで、核の脅威はさらに高まった。

25日(現地時間)、ロイター通信によると、ベラルーシのルカシェンコ大統領は同日、「(ベラルーシへの)核兵器移転が始まった」と述べ、プーチン氏が関連法令に署名したと明らかにした。ベラルーシは、ウクライナだけでなくNATO加盟国のポーランド、リトアニア、ラトビアとも国境を接している。

米国務省のミラー報道官は同日、記者会見で、「無責任な行動」とし、「(両国の核兵器配備の)合意を強く非難する」と述べた。そして、「私たちはウクライナ戦争で生物化学や核兵器を使用すれば深刻な結果が伴うことを明確にした」と警告した。ただし、「戦略態勢を変えるだけの理由やロシアが核兵器の使用を準備する動きは見られなかった」と述べた。


趙은아 achim@donga.com