Go to contents

電気料金は月3000ウォン、ガス料金は月4400ウォンずつ値上げ

電気料金は月3000ウォン、ガス料金は月4400ウォンずつ値上げ

Posted May. 16, 2023 08:12,   

Updated May. 16, 2023 08:12

한국어

16日から、電気とガス料金が4人世帯基準で月7400ウォン程度値上げされる。物価負担の懸念で、1ヵ月以上延ばしていた料金引き上げが確定したためだ。しかし、依然として料金の水準が原価を下回り、韓国電力と韓国ガス公社の膨大な赤字を解消するには力不足だという指摘が出ている。

15日、与党「国民の力」と政府は、国会で政府与党協議会を開き、第2四半期(4~6月)に電気・ガス料金の追加引き上げに合意した。これを受け、16日の使用分から電気料金は1kWh(キロワット時)=8ウォン(146.6ウォン→154.6ウォン)、ガス料金は1MJ(メガジュール)=1.04ウォン(19.69ウォン→20.73ウォン)値上がりする。従来の電気およびガス料金に比べ、それぞれ5.3%ずつの値上げとなる。

月平均332kWhを使う4人世帯基準の電気料金は、従来の月6万3570ウォンから6万6590ウォンへと3020ウォン値上がりする。都市ガスを月平均3861MJ使用する4人世帯は、従来の8万4643ウォンから8万9074ウォンへとさらに4431ウォンを払わなければならない。電気料金の値上げ分は、家庭用と産業用の両方に適用され、ガス料金は民需用(住宅用・一般用)にのみ適用される。

政府は同日、基礎生活受給者や障害者などエネルギー脆弱階層に対する支援案も出した。彼らには今後1年間、料金引き上げ分の適用を猶予する。農業用電気料金は、3年間にわたって引き上げ分を分けて払うことができるようにした。電力消費を減らすための「エネルギーキャッシュバック」を拡大し、電気使用量を20%以上節約すれば1kWh当たり最大100ウォンまで電気料金を減免する。

政府は今回の電気料金の値上げで、約2兆6000億ウォンの韓電赤字が解消されると明らかにした。しかし、これは韓電の今年の予想赤字の10兆ウォンに大きく及ばない水準だ。


世宗市=キム・ヒョンミン記者 kalssam35@donga.com