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ロシア軍の母親たち「息子を死に追いやらないで」、プーチン大統領に訴える

ロシア軍の母親たち「息子を死に追いやらないで」、プーチン大統領に訴える

Posted March. 14, 2023 08:13,   

Updated March. 14, 2023 08:13

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ウクライナ戦争に徴兵されたロシア軍兵士の母親や妻たちが「適切な訓練や軍需品なく戦場に送り、死に追いやらないで」とプーチン大統領に訴えたと、米CNNが12日、報じた。

CNNによると、ロシアの独立テレグラム・チャンネル「SOTA」には最近、屋外でロシア語で「580分離榴弾砲兵師団」と書かれた紙を持って立っている固い表情の女性約20人を撮影した動画が掲載された。この紙には「11.03.2023.(2023年3月11日)」と書かれており、この日に撮影されたと推定される。

映像で女性たちは、昨年9月にプーチン氏が発令した「部分動員令」で徴兵された夫や息子たちがわずか4日間の訓練を受けた後、今月から戦場に強制動員されたと主張した。ある女性は、「私の夫は最前線に配置されている」とし、「徴兵された彼らは、重武装した敵軍(ウクライナ軍)100人に対して5人ずつ、まるで屠殺される子羊のように要塞化された地域を襲撃するために送られている」と話した。そして、「彼らは突撃歩兵ではない。戦線から引き揚げ、砲兵に砲弾を支給することを求める」と付け加えた。CNNは映像に出演した女性たちの主張を直接確認することはできなかったと説明した。

ロシア軍は、ウクライナ戦争が予想より長期化して劣勢に追い込まれた昨年9月に発令した部分動員令で約30万人を徴兵したとされる。しかし、徴集された兵士がまともな訓練や装備なく前線に配置され、ロシア軍はもとより社会内部でも不満が高まっているという海外報道が相次いだ。CNNは、徴集された兵の家族がロシア軍の規律問題や中間幹部のリーダーシップ不足、訓練不足、軍服・食糧・医療品の供給不備などの問題を指摘したと伝えた。

ウクライナ東部のバフムートをめぐり、ロシアとウクライナは激戦を繰り広げている。ロイター通信によると、両国は11日、バフムートの戦闘で24時間で「敵軍数百人が死亡した」と互いに主張した。英軍事情報当局は同日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」がバフムート東部の大半を支配したと明らかにした。


趙은아 achim@donga.com