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2年間放置された白骨状態の女性、年金不正受給の点検中に発見

2年間放置された白骨状態の女性、年金不正受給の点検中に発見

Posted January. 16, 2023 08:33,   

Updated January. 16, 2023 08:33

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仁川(インチョン)で死亡してから2年以上経って白骨状態で発見された70代の女性は、国民年金公団の不正受給の点検過程で死亡が確認されたことが明らかになった。

15日、年金公団と警察などによると、11日、仁川市南東区間石洞(ナムドンク・カンソクドン)のあるビラ(集合住宅)で遺体で発見されたA氏(死亡当時は76歳)は、最近まで国民年金と基礎年金を合わせて毎月50万ウォン前後を受け取っていたという。ところが昨年、不正受給の有無を点検していた公団の関係者は、A氏が70代の高齢であるにもかかわらず、2年間病院などの医療機関で受診した記録がないことを発見した。

A氏は、昨年第4四半期(10~12月)に公団の「受給権の確認調査」の対象に含まれ、公団は受給権確認の案内文を郵便で送った。それでも返事がないと、公団の関係者が昨年12月、A氏の自宅を訪れた。ドアを叩いたが、誰も出てこないので玄関に案内文を貼って帰ってきた。

その後、公団はA氏の関連資料を手がかりに調べた末、A氏の家族の1人と連絡がついた。「受給者と連絡が取れなければ、年金支給を停止せざるを得ない」と伝えると、四女がA氏の家を訪ねたが、姉の三女のB氏(47)がドアを開けてくれなかったので警察に通報し、A氏の死亡事実が明らかになった。

自宅からは、「母親が2020年8月に死亡した」というB氏のメモが発見された。13日、遺体遺棄の容疑で拘束されたB氏は、警察で、「母親宛に出てくる年金が切れるのではないかと思って、死亡届を出さなかった」と供述したという。A氏には6人の子供がいたが、連絡や往来がなく、B容疑者を除いては誰も死亡事実を知らなかったという。

公団と管轄自治体は、B容疑者が不正受給したと試算される年金1500万ウォンほどを回収する方針だ。


黃金泉 kchwang@donga.com