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鉄柵越北者、2年前にも同じ手法で「鉄柵亡命」

鉄柵越北者、2年前にも同じ手法で「鉄柵亡命」

Posted January. 04, 2022 08:10,   

Updated January. 04, 2022 08:10

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1日、江原道高城(カンウォンド・コソン)地域で最前方の鉄柵を乗り越えて北朝鮮に行った男性は、2020年11月初旬、同地域で「越柵亡命」した脱北者Aさんと確認された。同一人物が1年余りで同じ手法で同地域の軍事境界線(MDL)を悠々と行き来するほど最前方の警戒態勢が緩み、警察など関係機関の脱北者管理も大きな弱点を露呈したという批判が起こっている。

軍関係者は3日、記者会見で、「1日正午頃、民間人出入統制線地域内の監視カメラに映った越北者の身なりが、20年11月に亡命した30代前半のAさんとほぼ同じだ」とし、「現在のところ共産主義者の疑いはないとみられる」と話した。Aさんは昨年12月30日から連絡が途絶えているという。Aさんは20年11月初旬、第22師団最前方警戒部隊(GOP)の3メートルの高さの鉄柵を乗り越え、38度線を越えて14時間後に軍に発見された。当時、Aさんは体重が約50キロと小柄で、亡命直後の合同調査で器械体操の経験者であると話した。

Aさんの越北直後、軍は西海(ソヘ・黄海)軍通信線で、韓国国民保護のための対北朝鮮通知文を2度送り、北朝鮮は「受信した」と答えたという。その後、Aさんの身柄確保などについて具体的な連絡はないと、軍は伝えた。


尹相虎 ysh1005@donga.com