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カブールのホテルでISテロの兆候、米英は自国民に退避勧告

カブールのホテルでISテロの兆候、米英は自国民に退避勧告

Posted October. 12, 2021 08:31,   

Updated October. 12, 2021 08:31

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アフガニスタンの首都カブールにある高級ホテルに安全上の脅威があるとし、米国と英国が自国民に退避を勧告したと、AFP通信が11日、報じた。同通信は、「過激派組織イスラム国(IS)はアフガンとパキスタンで、イスラム寺院や広場、病院でも民間人を虐殺した」とし、今回のテロの脅威もISと推定した。

 

同通信によると、米国務省は同日、「セレナホテルや近くにいる米市民は、直ちに離れなければならない」と勧告した。英外務省も、「リスクが高まっている。セレナホテルに宿泊しないよう勧告する」とした。今年8月中旬、イスラム武装組織タリバンのアフガン占領後、多くの外国人がアフガンを離れたが、ジャーナリストや救護団体の職員など一部はアフガンに残っている。

セレナホテルに対するこのようなテロの脅威は、9日の米国とタリバンの会談直後に出てきた。同会談は、タリバンのアフガン掌握後、米国とタリバンの初の会談だった。

 

テロの対象とされたセレナホテルは、アフガンで最も有名なホテルの1つで、これまでもテロの脅威にさらされてきた。2008年には自爆テロで6人が死亡し、14年には10代の武装した集団がAFP通信の記者を含め計9人を銃で殺害した。

8月26日、カブール国際空港で少なくとも170人が死亡したISの自爆テロの時も、米国と英国はテロの脅威があるとして事件の前日に自国民にカブール国際空港に近づかないよう勧告した。ISは、タリバンのアフガン掌握後、テロを続けている。ISは8日、アフガンのシーア派モスクで発生した自爆テロも彼ら自身の犯行だと明らかにした。同事件で少なくとも100人が死亡した。


黃聖皓 hsh0330@donga.com