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文大統領、北朝鮮への原発建設論議に「旧時代の遺物のような政治」

文大統領、北朝鮮への原発建設論議に「旧時代の遺物のような政治」

Posted February. 02, 2021 08:55,   

Updated February. 02, 2021 08:55

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が1日、「ただでさえ国民生活が厳しい状況で、捨てるべき旧時代の遺物のような政治で対立をあおり、政治を後退させないことを望む」と述べた。2018年4月の板門店(パンムンジョム)南北首脳会談の前後に大統領府が北朝鮮に原発建設を提案したという野党「国民の力」の疑惑提起に、文氏が直接出て野党を批判したのだ。

文氏は同日、大統領府首席・補佐官会議で、「国民生活の問題解決をめぐってより良い政策で競争し、協力する政治となることを願う」と述べた。野党を名指ししてはいないが、疑惑提起をやめてほしいということだ。大統領府関係者は同日、記者団に、「度を越えた政治攻勢であり理念論争だ」とし、「世の中を乱して人々を惑わし欺く扇動」と野党を批判した。

また、大統領府と与党からは、文氏が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に渡したUSBメモリーの内容を公開しようという意見も出ている。大統領国民疎通首席秘書官を務めた与党「共に民主党」の尹永燦(ユン・ヨンチャン)議員は同日、CBSラジオで、「必要なら公開しなければならない」とし、「(USBメモリーに)原発という部分はない」と話した。USBメモリーに原発関連の内容がないため、内容公開を通じて野党の攻勢に終止符を打つということだが、一部では「内容が公開された場合、野党にさらなる攻勢の口実を与える恐れがある」と懸念している。 

「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は同日、朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長が開いた与野党院内代表定例会合で、「国民的同意なく北朝鮮に原発を建てる計画があったのではないのか」とし、国会国政調査を繰り返し主張した。 


ファン・ヒョンジュン記者 ユン・ダビン記者 constant25@donga.com · empty@donga.com