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ソウル教育庁、高3の遠隔授業の即時実施を勧告

ソウル教育庁、高3の遠隔授業の即時実施を勧告

Posted November. 20, 2020 09:28,   

Updated November. 20, 2020 09:28

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最近、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の感染者が急増するにつれて、ソウル市教育庁は政府方針より1週間早い19日から、高3の遠隔授業を勧告した。これに先立って教育部は、大学修学能力試験(修能)の1週間前の26日から、全国の高校授業を遠隔授業に切り替えることにした。

ソウル市教育庁は19日、「新型コロナが拡散しているので、今から少なくとも高3は、全体の学校が遠隔授業に切り替えることを強く推奨する」と明らかにした。すでにソウル管内の高校(230校)のうち67%(153校)は、19日前に高3を遠隔授業に切り替えた。したがって、ソウル市教育庁の勧告対象は77校となっている。ソウル市教育庁の勧告は強制規定ではないが、ほとんどの高校が受け入れることが予想される。高3は現在、修能出題範囲の学習進度をすべて終えて、ほとんどの学校で自習をしているからだ。一部の生徒は、新型コロナの感染の懸念のために郊外体験学習の申請書を提出して登校していないこともある。ソウル市教育庁によると、現在までソウル地域の修能志願者のうち、新型コロナの感染者はいない。

最近、新型コロナの拡散傾向が早くなっており、受験生と保護者の間では、遠隔授業への切り替え時期を繰り上げてほしいという要求が殺到している。ソウル以外の地域でも、政府の方針より早く、高3に限って遠隔授業を実施する学校が多い。19日に新型コロナによって登校授業を中止した学校は、前日より43校増えた130校となっている。

一方、兪銀惠(ユ・ウンへ)社会副首相兼教育長官は、修能を12月3日に予定通りに行うという従来の立場を再確認した。兪副首相は同日、とあるラジオ放送に出演して、「修能は2週間後に迫っており、簡単に延期できる試験ではない」とし、「感染者や自己隔離者がもっと増えかねない状況なので、修能が安定的に運営されるように最善を尽くしている」と語った。また、「修能前日(12月2日)に新型コロナの診断検査を受ける受験生の場合、迅速に診断検査の結果が出るように疾病管理庁に協力を要請した」と強調した。


崔예나 yena@donga.com · 金守蓮 sykim@donga.com