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米大統領選討論会、トランプ氏が「オンライン討論」を拒否

米大統領選討論会、トランプ氏が「オンライン討論」を拒否

Posted October. 10, 2020 08:50,   

Updated October. 10, 2020 08:50

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15日(現地時間)に予定された米大統領選候補の第2回テレビ討論会の開催の見通しが立っていない。トランプ大統領が、新型コロナウイルスに感染したことを受け、主催側がオンライン形式で開催すると発表すると、対面討論を主張するトランプ氏が強く反発し、拒否の意向を明らかにしたためだ。

米大統領候補討論会委員会(CPD)は7日、大統領選に向けた第2回テレビ討論会をオンラインで開催することを明らかにした。新型コロナウイルス感染防止のためだ。これに対してトランプ氏は8日、FOXニュースとのインタビューで、「私が感染させるとは思わない」とし、オンライン討論に参加しない考えを明らかにした。「コンピュータの前で討論しなければならず、司会者が望む時にいつでも話を遮ることができる」ことを反対理由に掲げた。先月29日の1回目の討論会で、割り込みや露骨に話を遮る戦略を駆使したトランン氏としては、オンライン形式は不利と考えたのだ。トランプ氏は、「私は基本的にクリーンで、6、7日なら(新型コロナウイルスが)完治すると言われた」とも述べた。

トランプ陣営の選挙対策本部長のビル・ステッピン氏は声明を出し、「有権者は失敗した民主党のバイデン候補の指導力について直接質問する機会を持たなければならない」とし、拒否の意向を確認した。トランプ氏の選挙対策チームは、第2、3回討論会を1週間ずつ延期し、22日と29日に対面形式で開催することを求めた。

しかし、バイデン氏側は、討論会の延期には線を引いている。バイデン陣営のケイト・ベディングフィールド選対副部長は声明で、「日時はトランプ氏ではなくCPDが決めること」と主張した。「(15日の討論に)トランプ氏が現れることも、再び拒否することもできるが、それは彼の選択」とし、「トランプ氏が10月22日に予定された最後の討論会に参加することを期待する」と述べた。バイデン氏は、15日の討論会が開催されなければ、フィラデルフィアで有権者とのタウンホールミーティングを行う計画だと、ABCニュースが伝えた。

このような状況で、トランプ氏は対外活動再開の意向も明らかにした。トランプ氏は同日夕方に行われたFOXニュースとのさらなるインタビューで、「状態は非常に良い」とし、「今週土曜日(10日)にフロリダで集会をしたい、翌日にはペンシルバニアでもやるかもしれない」と明らかにした。トランプ氏の主治医ショーン・コンリー氏が、「大統領は土曜日から公式行事に参加できる」と明らかにしたことを根拠に掲げた。

しかしトランプ氏は、「新型コロナウイルスの陽性確認後、再び検査(陰性判定)を受けたのか」という質問には明言を避けた。25分間のインタビュー中に2度せき込み、話が途切れたりもした。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com