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キム・ジュヒョンがKPGAプロ最年少優勝、群山CCオープン

キム・ジュヒョンがKPGAプロ最年少優勝、群山CCオープン

Posted July. 13, 2020 08:17,   

Updated July. 13, 2020 08:17

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「18歳21日」

「10代の突風」を巻き起こしているキム・ジュヒョン(18=CJ大韓通運)が新しい歴史を刻んだ韓国プロゴルフ(KPGA)コリアンツアーの最年少優勝記録だ。

キム・ジュヒョンは12日、全羅北道(チョルラブクト)にある群山(クンサン)CC(パー71)で開かれたKPGA群山CCオープンで、通算16アンダー268で優勝した。最終日だけで3バーディー1ボギーでスコアを2つ伸ばし、2位キム・ミンギュ(19)を2打差で振り切り、韓国男子ゴルフの新しいスター誕生を告げた。優勝賞金は1億ウォン。

キム・ジュヒョンは、今大会の優勝で2011年にイ・サンヒがNH農協オープンで打ち立てたプロ最年少優勝記録(19歳6ヵ月10日)を塗り替えた。アマチュアまで入れれば、キム・デソプが1998年のコーロン韓国オープンで樹立した記録(17歳2ヵ月20日)に次ぐ最年少記録だ。

KPGA入会後、最短優勝記録も更新した。今年3月25日に入会以来、109日(3ヵ月17日)で優勝トロフィーを掲げたのだ。2007年にキム・ギョンテが打ち立てた記録(入会後4ヵ月3日)を13年ぶりに塗り替えたのだ。

これでコリアンツアーデビュー戦だっ先週の釜山慶南(プサンキョンナム)オープンでプレーオフの末に準優勝に終わった雪辱を晴らした。この日、雨が降ったりやんだりの天気の中で優勝を果たしたキム・ジュヒョンは、「先週のプレーオフで敗れて悔しくて良く寝れなかったけど、今日は運よく優勝を飾ることができて嬉しい」と語った。キム・ジュヒョンは、この日優勝を決める最後のパットをした後、ハム・ジョンウらツアーの先輩たちから祝福の水洗礼を浴びた。

2002年にソウルで生まれたキム・ジュヒョンは、6歳の時、父に手に連れられて初めてゴルフに入門した。ゴルフレッスンのしていた父と食堂を経営する母に連れられて、中国、豪州、フィリピン、タイなどを回りながらゴルフを覚えた。このため、ファンからは「ゴルフ遊牧民」と呼ばれている。昨年11月のアジアンツアー・パナソニックオープン・インディアでツアー史上2番目の最年少優勝を果たし、頭角を現した。それまで2018年に2006位だった男子ゴルフ世界ランキングは昨年末に157位、今は113位まで上がった。キム・ジュヒョンは、今年3月に海外ツアー優勝者の資格でKPGA会員資格を得た。

前日の第3ラウンドで8バーディー、1ボギーでスコアを7つ伸ばして首位に浮上したキム・ジュヒョンだが、最終日序盤は本調子でなかった。2番(パー5)でボギーを叩き、優勝争い組でプレーした韓国系米国人のハン・スンス(34)に一時は首位の座を明け渡した。9番(パー5)でこの日初バーディーを奪ったキム・ジュヒョンは、10番(パー4)でも連続バーディーを決め、自信を取り戻した。

勝負の分かれ目は15番(パー4)だった。2.4メートルのバーディーパットを決めたのだ。キム・ジュヒョンとは違い、ハン・スンスは2メートルのパーパットがカップを嫌ってボギーとなり、一瞬にして2打差まで開いた。キム・ジュヒョンは続く16番(パー4)でティーショットを水に落としてピンチを迎えたが、罰打を科せられながらもパーセーブでしのぎ、相手の追撃を振り切った。

一方、この日キム・ジュヒョンと終始接戦を繰り広げたハン・スンスは18番(パ4)でダブルボギーを叩き、3位に転落した。キム・ミンギュは最終日をコースタイレコードの9アンダー62で回り、2位まで順位を上げた。


姜泓求 windup@donga.com