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三星の5G機器、ニュージーランドにも供給

三星の5G機器、ニュージーランドにも供給

Posted March. 06, 2020 07:44,   

Updated March. 06, 2020 07:44

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三星(サムスン)電子は、ニュージーランドの最大手モバイル通信事業者・スパークと第5世代(5G)モバイル通信機器の供給契約を交わしたと、5日明らかにした。三星電子がニュージーランドにモバイル通信機器を供給するのは今回が初めてだ。米国(4社)、カナダ、日本などに次いで、ニュージーランド市場にまで進出することで、グローバルモバイル通信機器の業界で、三星電子の5Gソリューションの技術力が認められているという評価が出ている。

三星電子は、国内で商用化した3.5GHz周波数帯域の5G基地局などの通信機器を、ニュージーランドのスパークに供給することにした。スパークと一緒に今年から5G商用網の構築に乗り出す計画であり、世界初の5G商用化経験を通じて培った技術や大規模な商用網構築の経験、ネットワーク最適化のノウハウなどを積極的に活用する計画だ。

ラジェシ・シン・スパーク購入部門長は、「三星電子は、数年間培ってきた5G商用化の経験だけでなく、革新的な技術力を持ち合わせている」とし、「三星電子の通信機器を活用して安定的な通信品質、大容量データの処理が可能な5G商用サービスを提供する計画だ」と語った。スパークは昨年から、三星電子の通信機器や端末などをすべて網羅する「エンドツーエンドソリューション(End to End Solution)」について性能検証を行った後、今回の供給契約を決めた。

三星電子は最近、グローバル5Gモバイル通信機器市場で急速に市場シェアを伸ばして急成長している。モバイル通信機器市場分析会社・デローロによると、2018年は5.6%に過ぎなかった三星電子のシェアは、昨年末は15%まで上昇した。全世界で5G商用化の準備が本格的に開始され、世界の通信機器メーカー間の競争が激しくなっている状況で成し遂げた成果だ。世界1位は、中国ファーウェイ(約30%)である。

今年、三星電子は世界のモバイル通信市場でのシェアをさらに拡大し、活発な戦略的投資も続ける計画だ。三星電子は今年初め、米国の5G・4G網設計及び最適化専門会社・テレワールドソリューションズを買収しており、2018年は次世代ネットワークサービス分析ソリューション企業・ジラボも買収した。

三星電子のキム・ウジュン・ネットワーク事業部戦略マーケティングチーム長(副社長)は、「今回の契約は、ニュージーランドでの最初のモバイル通信事業の受注で、今後、三星電子のグローバル市場での5G拡大において重要な一歩だ」と語った。


徐東一 dong@donga.com