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LPGA新人王の田仁智、シーズン終了後は期末テストや寄付活動で忙殺

LPGA新人王の田仁智、シーズン終了後は期末テストや寄付活動で忙殺

Posted December. 21, 2016 08:19,   

Updated December. 21, 2016 08:23

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2016年の米女子ツアー(LPGA)新人王に輝く田仁智(チョン・インジ=22)は、シーズンが終わった後も忙しい日々が続いている。

高麗(コリョ)大学国際スポーツ学部4年生の田仁智は、来年2月の卒業を控えている。「海外ツアー生活をしていたのでやり損ねていた学業に加え、期末テストも受けなければならなので慌ただしいですね。明日のスポーツ日本語が最後なんだけど、軽い気持ちと寂しさとが交錯しますね。友達に随分助けられたんです」。

20日にも「運動学習と心理」のテストがあったので、高麗大学で行われた寄付金1億ウォンの約定式にも遅れた。田仁智の寄付金は、「田仁智と共にする社会貢献プログラム」の基金として運営される予定だ。田仁智は大学卒業後も、高麗大学在学生とボランティア活動のアイデアを共有し、児童、青少年、高齢者、障がい者など社会的弱者を選定して助けることにした。9000人に上る田仁智ファンクラブ「フライングダンボ」会員たちも基金ねん出に参加する。

毎年、「美しい財団」や母校の咸平(ハムピョン)ゴルフ高校などに慈善基金をねん出している田仁智は、「寄付方式については悩みが多かった。一度だけのことに終わらず長く続き、自分が直接参加できる方式を見つけた。今後も大会を欠かすことがあっても、韓国に来てファンと一緒にボランティアに参加する考えた」と話した。

昨年の今頃はわくわくする思いでLPGAツアー挑戦を表明した田仁智だが、いつの間にか韓国女子ゴルフの新しいエースに浮上した。エビアン選手権で歴代最少ストロークを記録して頂上に立ち、LPGAツアー新人賞だけでなく、ベアトロフィーまで受賞した。世界ランキングは韓国勢では最高の3位まで上った。「今年は本当に良いことが多かったんです。継続的なトップ10入りを目標に設定したのですが、期待以上の成績をあげました。自分だけの力ではなく、周囲から多くの人たちに助けられたお陰です。学校に戻って、サインや写真撮影を求める学生が随分増えたので不思議に思っています」。

だが、田仁智は大小の負傷に苦しみながら涙を流した経験もある。治療のためにシーズン序盤と終盤にはフィールドを離れていた。先月にシーズンが終了した後、5週間を腰の回復に集中した理由だ。田仁智は、「試練を通じて鍛えられたと思う。米国から帰国したときは、ゴルフクラブをマネージャーの家に預けてしまった。ゴルフを始めて以来、こんなに長い時間ボールを打たずにいるのは初めてなので、体がうずうずするときもある。幸いなことに、体が良くなったことを感じている」と話した。

20日に1ヵ月ぶりにゴルフ練習場に立ち寄って軽くウォームアップをした田仁智は、来年1月3日、米国オランドに渡り、2017シーズンに向けた準備に突入する。「新年の最大の願いは、何といっても負傷しないことですね。それでこそ、前を向いて走れますからね。沢山の応援お願いします」。



金鍾錫 kjs0123@donga.com · 任寶美 bom@donga.com