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朴景利さんの「土地」読みました…日本の「土地読書団」が統営のお墓参り

朴景利さんの「土地」読みました…日本の「土地読書団」が統営のお墓参り

Posted November. 22, 2016 09:01,   

Updated November. 22, 2016 09:03

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日本で朴景利(パク・キョンリ)さんの作品「土地」を読む会である「土地読書団」のメンバーらが21日、慶尚南道統営市(キョンサンナムド・トンヨンシ)を訪れた。

日本の文人や出版会社の関係者、一般読者など約30人で構成された「土地読書団」は同日、統営にある朴景利さんのお墓を参拝し、統営のコブクソン(亀甲船)ホテルで出版記念会を開いた。メンバーたちは同日、お墓に10日クオン出版社が発売した日本語版の「土地」1、2巻を捧げた。同日の行事には朝日新聞や読売新聞、毎日新聞、共同通信などの日本の複数のメディアも同行取材し、「土地」を翻訳したシミズ・チサコ氏や生前に朴さんをインタビューした評論家のカワムラ・ミナト氏も参加した。

詩人のホシノ・エツコ氏は、「1、2巻だけを読んだ。結構多くの人物たちが登場するが、皆強じんな生活力で生きていて、印象的だった」としながら、「日本でもすでに広く知られている『土地』という歴史小説の流れを全て理解しているわけではいないが、ストーリーがあまりにも鮮烈で、手から離すことができず読み終えた」と話した。

出版社の編集者であるクロダ・タカシ氏は、「農民の生活象を巡る描写や登場人物らの会話が興味深い」と語り、「ストーリー自体が大変面白いので、周りにも紹介している」と感想を述べた。

土地読書団は22日、統営にある朴景利記念館や、「土地」の舞台でありドラマのロケ地である慶尚南道河東(ハドン)にあるチェチャンパン宅などを見て回った後日本に帰る。クオン出版社のキム・スンボク代表は、「日本で、文化的素養が政治的対立に打ち勝つ瞬間を何度も見てきた」とし、「最近、韓日間対立が高まっているが、『土地』がそのような役割を果たすだろう」と期待した。クオン出版社は今年、マンブッカー賞を受賞した韓江(ハン・ガン)の「菜食主義者」を始め、韓国人作家の作品15種を翻訳してきた。出版社は、「土地」の20巻を2020年まで全て刊行する予定だ。



金志映 kimjy@donga.com