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三星電子が車の電装事業に拍車、「ハーマン」を9兆ウォンで買収

三星電子が車の電装事業に拍車、「ハーマン」を9兆ウォンで買収

Posted November. 15, 2016 09:45,   

Updated November. 15, 2016 09:48

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三星(サムスン)電子が、米自動車電装、カーオーディオメーカー「ハーマン」を買収する。買収金額は80億ドル(約9兆3600億ウォン)に上る。国内企業による海外企業の買収合併(M&A)においては史上最大規模となる。

三星電子は14日、取締役会を開き、新しい成長エンジンである電装事業の本格化を図るためにこのように決定した。今回の買収は、三星電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が先月、三星電子の取締役会で登記取締役として合流後、初の大型取引となる。三星電子は今年9月から、ハーマン側とM&A交渉を行い、最近妥結させた。

1956年に設立され、1995年に電装部品市場に本格的に参入したハーマンは、グローバルプレミアムインフォテインメント業界で24%の市場シェアで、トップの座を守っている。今はカーオーディオやカーナビぐらいの電装事業は、長期的には第5世代(5G )通信網や音声認識人工知能(AI)まで搭載して、車両に必要な情報をリアルタイムでネットワーキングするレベルに発展するものとみられる。三星電子はこれまで、モバイルや生活家電事業で築いてきた5G通信や有機発光ダイオード(OLED)、AI、音声認識技術を基に、ハーマンの電装事業のノウハウを大幅に活用する計画だ。

同日、取締役会では、米国系ヘッジファンド「エリオットマネジメント」が最近要求した「株主価値増大のための提案」による株主還元対策関連報告も行われた。



金志炫 jhk85@donga.com