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「131年間通行禁止」徳寿宮石塀道の一部区間、完全開放なるか

「131年間通行禁止」徳寿宮石塀道の一部区間、完全開放なるか

Posted May. 15, 2015 07:20,   

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駐韓英国大使館に遮られ通行禁止となっていた、徳寿宮(トクスグン)石塀の道の170メートル区間が再び開放される見通しだ。これが実現すれば、英国大使館が設置された1884年以降131年ぶりに、1.1キロに上る徳寿宮石塀の道の全コースを散歩できるようになる。

朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長とチャールズ・ヘイ駐韓英国大使は14日、ソウル中区(チュンク)の英国大使官邸で、「徳寿宮石塀の道回復事業」を推進するための了解覚書(MOU)を締結した。徳寿宮石塀の道は現在、英国大使館の敷地70メートルと一般人の立ち入りが規制される道路100メートルの、計170メートル区間が通行禁止となっている。英国大使館の裏門には、一般人の立ち入りを防止するための鉄門が建てられ、監視カメラなども設置されている。

両側は同MOUの締結を受け、来月英国のセキュリティ技術者による現場調査を行った後、開放に必要な措置について協議を進める。ソウル市は今年内に英国大使館との具体的な協議を経て開放が確定すれば、幅3〜6メートル、全長170メートル規模の歩行路を構築する計画だ。徳寿宮の守門将(スムンジャン=宮廷の門を守る武官)と英国の近衛兵が巡回パトロールを行う案も推進される。

ただし英国大使館は「今回のMOUは徳寿宮石塀の道を開放するため、ソウル市に引き続き協力するという約束を示すものだ」として、多少慎重な姿勢を見せている。ヘイ大使もマーク・リッパート駐韓米国大使襲撃事件に言及し、「大使館職員の安全問題が先に解決されなければならない」と述べた。このため最終的な開放有無は、今後の協議内容に応じて決まるものと見られる。



woohaha@donga.com