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「もっと大きな夢がある」 呉昇桓、メジャー進出への意欲を表明

「もっと大きな夢がある」 呉昇桓、メジャー進出への意欲を表明

Posted November. 14, 2014 06:20,   

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「今よりもっと大きな夢がある」

「締め大将」呉昇桓(オ・スンファン=32・写真)は出任せのことを言う選手ではない。慎重な性格の男が口にした言葉だ。呉昇桓の目は、すでにメジャーリーグに向いていると言っていいだろう。

呉昇桓は13日、ソウル市内のザ・プラザホテルで記者会見し、「日本プロ野球が挑戦の終わりではない。メジャーリーグは挑戦の舞台ではなく、行って戦わねばならない場所だ。来年はもっと進化した姿で、もっと良い知らせを伝えられるようにしたい」と話した。

三星(サムスン)で韓国最高の抑えとして君臨した呉昇桓は、今年、日本プロ野球の阪神タイガーズに入団し、「虎軍団」の守護神として活躍した。レギュラーシーズンで2勝4敗39セーブに平均自責点1.76を記録し、セントラルリーグのセーブ王になった。ポストシーズンのクライマックスシリーズのファイナルステージでは最優秀選手(MVP)に選ばれ、チームを日本シリーズに導いた。

呉昇桓は、阪神と2年契約を交わしているため、来年までは日本で活躍しなければならない。その後、自由の身となれば、全ての野球選手の夢であるメジャーリーグに進出するという計画だ。

金光鉉(SK)、梁玹種(ヤン・ヒョンジョン=KIA)、姜正浩(カン・ジョンホ=ネクセン)など、メジャー進出を打診している後輩たちの動きは、少なくない刺激になったようだ。呉昇桓は、「日本で投げて見たら、韓国プロ野球が決して負けていないと感じた。自分の実力が通用するという自信さえ持てれば、海外に出ても良い姿を見せられるだろう」と語った。

メジャー進出の前哨戦となる来シーズンに備えて落ちる変化球を集中的に磨く計画だ。トレードマークの「石ストレート」に加えて落ちる変化球を搭載できれば、より打ち難い投手になれる。呉昇桓は、「すでに今シーズンの半ばから、練習や試合の中で落ちる変化球を投げてきた。一種のフォークボールと言ってもいい。このボールに打者が騙されるのを見て、かなり自信を得た。キャンプでもっと精巧に磨きたい」と話した。

来シーズンは、もっと完璧な投手になるために頑張りたいと話した。呉昇桓は、「今年の39セーブの裏には4度の敗北と6度のブローンセーブがあった。来年はブローンセーブを最少に抑えるのが目標だ。また0点台の平均自責点もやってみたい。できれば、2年連続のセーブタイトルも目指したい」と話した。この全ての目標が達成できれば、メジャーへの夢にも一歩近づけるだろう。