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LGUプラス、LTEで世界の「ファーストムーバー」目指す

LGUプラス、LTEで世界の「ファーストムーバー」目指す

Posted November. 28, 2011 03:03,   

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●「第4世代モバイル通信のファーストムーバーになる」

李副会長は、「今年12月まで、全国84の市や8つの郡にLTE網を構築すれば、大韓民国領土の94%でLTEを使うことができる」とし、「来年3月まで、カバレッジを100%に増やす計画だ」と語った。

LTEとは現在、大半の携帯電話のユーザーが使っている第3世代(3G)より、スピードが5倍以上速く、より多くのデータを配信できる次世代通信網だ。パソコンでできた人気のオンラインゲーム、「スタークラフト」や高画質(HD)テレビ電話を、携帯電話でもできる。国内トップの通信会社であるSKテレコムは来年4月、全国95%の地域で、LTEを使わせる計画だ。

LGUプラスは、来年下半期は、LTEで音声通話のサービスも提供できる、「ボイスオーバーLTE(VoLTE)を開始する。他のモバイル通信会社は、データはLTE網を使うが、音声通話は3G網で提供している。この両方を同時に提供するということは、音声通話をしながら、同時に、スマートフォンでインターネットの検索を早いスピードで楽しむことができるという意味だ。技術はできているが、実際、サービスを実施したところがおらず、米国のモバイル通信会社、ベライゾンや日本のNTTドコモなども、導入するかどうかを決めかねずにいる技術だ。

LGUプラスが、LTE分野で、ファーストムーバーとしての存在感を高めることになれば、最新の携帯電話を先に獲得し、消費者らに提供するのに有利な立場を確保できるものと見られる。携帯電話メーカーが、LGUプラスをLTE最新製品の「テストベッド(試験舞台)」として活用できるからだ。

●「グーグルやアップルのように革新」

李副会長はまた、「来年1月から、インターネットテレビ(IPTV)にユーチューブ専用のチャンネルも作る計画だ」と明らかにした。7日、グーグルのエリック・シュミット会長と会って話を交わした協力案の一部を、同日公開したのだ。

現在、ユーチューブには、30分以下の短い動画や低画質動画が絶対多数を占めている。グーグルは、テレビで見ることのできるHD大容量動画を集め、LGUプラスに対し、単独で供給する計画だ。李副会長は、「通信事業者という限界を超え、フラットホーム事業者としての存在感を高めるために推進する案だ」と主張した。

グーグルやアップルは、通信網を提供せず、携帯電話やクラウドコンピューティング、アプリ(応用プログラム)ショップなどで、自分だけの生態系を構築した。一方、国内通信会社各社は、膨大な資金をつぎ込んで、通信網を構築しながら、通信料金のほかは、たいした収益モデルがない。LGUプラスがグーグルと手を取り合ったのは、このような限界を乗り越えるための第一歩と受け止められる。

李副会長は、「これまでは、スマートフォンを通じて一般的なグルメ情報のみ手にすることができたが、これからは、『古びたムードの客の少ない昔のジャジャンメンの専門店のうち、最寄のところ』を、スマートフォンで推薦することができるだろう」と言い、「このような、個人化され(Personalized)、融合された(Converged)サービスを、LGUプラスが提供するという意味だ」と強調した。



coolj@donga.com