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「接待リストの検事から呼ぶ」真相究明委が活動開始

「接待リストの検事から呼ぶ」真相究明委が活動開始

Posted April. 28, 2010 08:08,   

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「検事接待疑惑」真相究明委員会(委員長=成楽寅・ソウル大学法学部教授)は27日午前、ソウル瑞草洞(ソチョドン)のソウル高検庁舎で初の会議を開き、建設業者のチョン某(51)容疑者が作成した暴露文書に実名が挙がっている現職検事27人を先に呼んで、取り調べることを決めた。また、再度収監されたチョン容疑者を、同日午後、釜山(ブサン)高検に呼んで取り調べるなど、本格的な活動を開始した。チョン容疑者に対する取り調べは、全過程をビデオカメラで収録し、後で真相究明委の委員たちが直接確認することにした。

同日の会議で成委員長は、「事実かどうかとは関係なく、メディアに取り上げられた疑惑だけでも、国民は非常にがっかりしているはずだ」とし、「一糸乱れずに、真実を徹底解明していく」と話した。

そのうえで、「真相調査団の活動が物足りなければ、直ちに補完するように指示し、全面的な再調査も要求するつもりだ」と言い、「必要なら、(真相究明委の)委員らが直接取り調べを行い、不正が明らかになった検事に対しては、国民から納得していただける処分を、検察総長に厳しく要求するつもりだ」と強調した。

真相究明委は同日の会議で、起訴や処分の時効とは関係なく、文書に名前が登場する元・現職の検事全員に対し、迅速かつ徹底的に調べる方針を決め、まず、チョン容疑者の文書に実名が挙がっている現職検事28人から、先に調べることにした。

検事らを呼ぶ前に、文書に登場する手形番号の確認などについては、チョン容疑者の通話記録の照会などを通じ、客観的な物証を確保することに全力を傾けることにした。「チョン氏リスト」の原本といわれている手帳も、徹底的に分析することにした。

真相究明委は、検事らが受けた接待が職務と関係があることが判明すれば、検察総長に対し、該当者への刑事処罰を進言する可能性もあることを明らかにした。



dawn@donga.com ceric@donga.com