Go to contents

金正雲、「パク・ウン」の偽名でスイス留学 日本紙報道

金正雲、「パク・ウン」の偽名でスイス留学 日本紙報道

Posted June. 15, 2009 06:54,   

한국어

北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の3男正雲(ジョンウン、26)のスイス留学当時の様子を14日付の毎日新聞が報じた。同紙は金正雲が「パク・ウン」という偽名でベルンの公立中学校7年生の時、級友らと一緒に写った集合写真を掲載した。写真は金正雲が16歳の時の1999年6月に撮られたものと主張している。

金正雲は1996年の夏から01年1月までベルンで滞在した。当初、金総書記の次男・正哲(ジョンチョル、28)が留学したベルン国際学校に入学したが、数ヵ月で退学して現地校に転学した。金正雲は隣接した小学校でドイツ語の補習授業を受けた後、1988年8月から7年生(韓国の中学1年生)に編入し、9年生だった00年末に帰国したと、学校記録などに基づいて同紙は伝えた。金正雲は言葉の問題のため、学年を落として編入したものと見られる。

当時担任だったシモーネ・クーンさん(32)は、金正雲が学校をやめた情況について、「昼休みに職員室へ来て、『明日帰国する』と言い残しては翌日から来なかった」とし、「帰国した後、警察から金総書記の息子だったと聞いてびっくりした」と話した。

金正雲の学校の友だちだったポルトガル出身のジョアオ・ミカエロさん(25)は、バスケットボールが好きだった金正雲とパリまで行って米プロバスケットボール(NBA)の試合を観戦し、お互いの家を訪問したり、自転車で旅行したりもしたと話した。ミカエロさんは、金正雲が学校では家族のことを話さなかったが、自分には「金総書記の息子だ」と打ち明け、金総書記と撮った写真を見せたりもしたと話した。

金総書記の長男正男(ジョンナム、38)は1980〜1981年にジュネーブで、次男の正哲は1993〜1998年ベルンでそれぞれ国際学校に通った。当時、金正雲は警護の問題で1年半で留学を中断し、金正哲も用心棒として同年輩の少年が一緒に留学したが、金正雲は家から自宅までの約200メートルを独りで歩いて通学したという。

これについて北朝鮮の消息筋は、「当時は金正男を後継者にしようとする動きが強く、金正哲は初の長期留学であるため綿密に準備したが、正雲は3男なので自由にさせたのではないかと思う」と話した。



sya@donga.com