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偽「金正日精力剤」

Posted August. 11, 2006 04:41,   

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北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の警護員だったことで、00年韓国入国当時、話題になった脱北者の李某(44)容疑者が無許可の精力剤を販売し、警察に逮捕された。

ソウル地方警察庁刑事課は10日、李容疑者夫婦を食品衛生法違反の容疑で身柄不拘束で立件した。

李容疑者夫婦は昨年の2月、ソウル松坡区馬川洞(ソンパグ・マチョンドン)に工場を建て、中国から密輸した勃起不全治療剤のシアリス成分の専門医薬品にサンシュユやクコなど漢方薬の材料を配合し、無許可の精力剤を製造した。

李容疑者は自分が金総書記の警護員だったことを利用し、「金総書記もこの薬を飲んで精力が向上した」という嘘のチラシで宣伝した。また、「私の父と祖父が金総書記の主治医だった」と購入者たちをだました。

李容疑者夫婦が製造した精力剤は、一緒に身柄不拘束で立件された蔡某(50)容疑者と韓方医の李某(39)容疑者を通じて、主にマッサージ店を運営する視覚障害者に販売された。

李容疑者らは、原価が約1万2000ウォンの精力剤を一箱に30万ウォンずつ、1750箱を売り、計5億2500万ウォンの不当な利益を得た。

警察関係者は、「この薬を飲んだ一部の人は、体がむくんだり脈が速くなるなどの副作用を訴えた」と語った。

78年から10年間、金総書記の警護員を務めた李容疑者は、94年に初めて北朝鮮から脱出した。

しかし、中国で国家安全企画部(現国家情報院)の職員だと詐称した韓国人が25万ドルで李容疑者を北朝鮮に引き渡し、李容疑者は4年間耀鄹(ヨドク)政治犯収容所で過ごした。

99年に収容所から出た李容疑者は、再び脱北、00年5月に中国を経由して韓国に入国し、02年11月には「私は金正日の警護員だった」という回顧録を出版した。



achim@donga.com