Go to contents

北朝鮮、韓国に敗れたAマッチを放送 南北対決の敗戦放送は初

北朝鮮、韓国に敗れたAマッチを放送 南北対決の敗戦放送は初

Posted August. 08, 2005 03:04,   

한국어

北朝鮮は6日、サッカーの女子代表が韓国に0−1で敗れた試合を放送するという異例の判断を見せた。

北朝鮮全域に放送される唯一のテレビ局である朝鮮中央テレビは同日、ゴールデンタイムの午後9時20分から50分間、4日に韓国で行われたサッカー東アジア選手権男女代表の南北戦を放送した。

50分のうち20分は、引き分けとなった男子代表の韓国戦のハイライトを、30分は北朝鮮が敗れた女子代表の韓国戦を放送した。

北朝鮮の解説者は、「最近になって南朝鮮女子サッカーが一定の水準に達した」とほめつつ、「南朝鮮チームはアジアの強豪として知られる中国に2−0で勝った」と紹介した。

北朝鮮がスポーツの南北対決で敗れた試合を放送したのは初めて。多くの北朝鮮専門家たちは「驚くべきことだ」という反応を見せた。

2000年に北朝鮮を脱出した、北朝鮮専門のインターネット新聞「デイリーNK」の李ジュイル(44)論説委員は、「わずか数年前まで、南が北朝鮮に勝ったという話をすれば犯罪者扱いされていた北朝鮮にしては大きい変化だ」と評価した。その上で「北朝鮮が、外部情報の流入を防ぐのが難しくなった状況下で、隠せば隠すほど逆効果だということを認識している証拠だ」と加えた。

高麗(コリョ)大学北朝鮮学科の南成旭(ナム・ソンウク)教授(46)は、「北朝鮮は、ここにきて政治分野と非政治分野を区別して、次第にイデオロギー的な統制を緩めている姿を見せている」とし、「スポーツと思想的な対決を結び付けないとする意志を示すものだ」と分析した。



zsh75@donga.com